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34Q ページ36

Aside



「長崎君、今日図書委員の仕事があるから放課後、図書室に行ってね。」

「はい。」




俺は担任の先生にそう言われ、素直に頷く。

そりゃあ本当はめんどくさい。けど図書委員になったんだから、やることはやらなくちゃ。



放課後になって、俺は赤司に部活が遅れることを先輩に言っといてほしいと伝えて、図書室に向かった。



図書室について、俺は図書室に入ろうとしたが、誰もいないはずなのに、誰かとぶつかった。






「あ、ごめんなさい。」

「…すみません。」

「…うわっ。」





いきなり出てきたと思って、俺は小さく驚いた。

ぶつかった相手は、確か同じ部活の影が薄くて、水色の髪をした子。






「…ごめんね、…えっと、君も図書委員?」

「はい、長崎A君ですよね。僕黒子テツヤです。」

「あ…よろしく黒子君。」






黒子君は少し口角を上げて微笑んだので、俺もいつものように笑って答えた。

なんで俺の名前知ってるとかそういうのは今は置いておこう。





「まだ誰も来てないみたいだけど、今回何で呼ばれたんだろ。」

「あぁ、今日はシフトみたいなのを決めるみたいですよ。放課後誰がここに残るだとかそういうのらしいです。」

「そうなんだー。なんで黒子君知ってんの…。」

「先生が言ってるのを盗み聞きしました。」






ブイっとピースをする黒子君に、俺は盗み聞きって…と少し笑った。


黒子君は本当に影が薄い。

ちゃんと見とかなくちゃ見失ってしまうくらい。
けれどいい人だと思う、感じからして。






「おっ、一年生来てるー。」





そういって図書室に来たのは二人の二年生だと思われる女の先輩。

一人はメガネをかけていて、もう一人はボブショートの髪型の人だ。

どちらも大人しそうな先輩で、失礼かもしれないけど、あまりバカ騒ぎしそうな人たちではないと思える。



それからどんどん人は増えていき、合計三十人くらいの人が集まった。
各クラスから一人か二人が集まってるからそんなもんだろう。



それから図書室の仕事のシフトのようなものを決め、図書委員の集会は解散となった。



その後俺と黒子君は一緒に体育館まで行ったんだけど、その間に黒子君が本が好きだということが発覚して、しかも同じ作者さんが好きで結構盛り上がってちゃって。



とりあえず言いたいことは、新しいお友達ゲットしたってことですね。


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小動物もふり隊 - 凄く良いお母さん (2020年5月26日 11時) (レス) id: 7205007716 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» そうですありがとうございます! (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - ルイナさん» 遅くなりましたが(もう見てるかわからないけど)ありがとうございます!頑張ります! (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あの、43話の「目配らせ」は「目配せ」では? (2019年2月14日 12時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
ルイナ(プロフ) - 面白いです続きもとても楽しみにしています!頑張ってください! (2018年6月30日 12時) (レス) id: 29bcf3ece3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/  
作成日時:2018年4月3日 13時

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