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16Q ページ18

Aside



それから数日経った。

俺は結局赤司と一緒にバスケ部に入ることにした。





「長崎、行こう。」

「うん行こ。」




整った笑みを俺に向け、赤司は一緒に部活に行こうと誘ってくる。

もちろん俺はその誘いを自分も笑顔で受ける。





「…赤司はいつも皆に見られているね。」

「…そうかい?長崎も結構注目されていると思うけど。」

「それは赤司が隣にいるからだよ。なんでこんな奴が赤司に隣にー、なんて思ってるんじゃない?」

「はは、何言ってるんだ。ここ数日で俺は長崎はとても魅力的だと思ったよ。」





そんな赤司の言葉に、思わず足を止め、俺はバカみたいに口をぽかんと開けた。

そ、それはどういう意味で言っているんだろう。





「…っぷ、ああ違うんだ、誤解しないでくれよ?
…長崎は全然俺の家庭のことを聞いてこないから、他のやつとは違うなと思って…。
…ちゃんとお前は俺を見てくれていて…って俺、ごめん、結構恥ずかしいこと言ってないかこれ…。」





顔を少し赤らませ、頭を手で抱える赤司。そんな赤司を見て、俺は思わずクスリと笑った。






「赤司といるんだから、赤司を見ているのは当たり前だろ。
目の前にいる本人じゃなくて、他に誰を見るんだ?」

「…ふ、そうだな。お前はかっこいいよ。」

「ありがと、赤司の方がかっこいいよ。」






なんて和やかな雰囲気を醸しながら、俺達は体育館に行った。


体育館に行っても、まだ俺らはただの一年だから雑用とか、走り込みとか、そういう基礎しかさせてくれない。
まあ当たり前だけど。

基礎とか見てて思ったんだけど、あのカラフルな人たち、めちゃくちゃバスケうまい。

スタミナあるし、シュート練習させてもらった時、めっちゃきれいに決まってたし。



…これは、一年で一軍に行くんじゃないか?






それから練習は終わり、解散。ここ数日、友達は増えた。
女の子の友達もできた。

涼太とは最近会っていない、俺が部活で生き帰りが別々だから会う機会がないのだ。
別に仲が悪くなったわけじゃない。新しく買ったスマホで連絡はとっているし。


涼太にバスケ部に入ったと言った時、マジっスか!と目を開いて驚いていた。


意外だったのだろうか。


俺が兄と同じバスケをしていたのが。


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小動物もふり隊 - 凄く良いお母さん (2020年5月26日 11時) (レス) id: 7205007716 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» そうですありがとうございます! (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - ルイナさん» 遅くなりましたが(もう見てるかわからないけど)ありがとうございます!頑張ります! (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あの、43話の「目配らせ」は「目配せ」では? (2019年2月14日 12時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
ルイナ(プロフ) - 面白いです続きもとても楽しみにしています!頑張ってください! (2018年6月30日 12時) (レス) id: 29bcf3ece3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/  
作成日時:2018年4月3日 13時

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