殺して 3 そらるside ページ4
そ 「うーん…」
ま 「どうしたんですか?」
う 「悩み事?」
そ 「いや、さっきさ、席替えした時に俺の隣になった女の子いるじゃん?」
さ 「ああ、あの子?」
ま 「そういえば、「さっきの子」って言ってましたけど、誰なんですか?」
そ 「名前は知らない。でも、俺らが教室に来た時に、立とうとしてて、
それで、手を貸したんだけど、受け取ってくれなくてさ。」
普通だったら、喜んでとるのに。
ま 「それは変ですね…」
そ 「それに、なんか疲れてるような目をしてた」
う 「気になる…」
さ 「あ!だったらさ、ついていけばいいんじゃない!?」
そ 「は?ついていく?」
さ 「そう!例えば、お昼の場所についていくとか!」
ま 「楽しそうですね!」
う 「えぇ、大丈夫なのか?」
そ 「とりあえずしてみるか…」
――――
ま 「そらるさん、あの子、どこか行きますよ」
そ 「ついていくぞ」
しばらくついていくと、立ち入り禁止札の立った場所を越えて
進んでいく。
う 「どこ行くの…?」
さ 「さぁ…?」
彼女が止まったそこは、とてもきれいで、いい場所だった。
こんな場所、あったんだ…
ま 「わぁ!こんな場所あったんですね!」
そ 「俺ここ好きかもー」
う 「きれいな場所だな」
さ 「それより飯くおーぜ!」
『あの…』
そ・ま・う・さ 「ん?」
『なんでいるんですか…?』
そうだろうね
そ 「別に、俺らが居ちゃダメってわけじゃないでしょ」
ま 「ついてきたらこんな場所に続いていたなんて…」
こらまふ、ついてきたって言うなよ…
『こんな場所見られたら…!』
俺は彼女の言葉が気になった。
見られたら…?
そ 「見られたら…なんなの?」
『い、いやっ、な、なんでも!』
そういって彼女は走り出そうとする。
そこを、
ま 「だーめ」
まふが捕まえた。
まふ、ナイス!
―――
そ 「で?見られたらなんかまずいの?」
『それは…』
ま 「ちゃんと話してください!モグモグ」
いや、ちゃんと食えよ…
『な、なんでもないって言ってるじゃないですか…』
う 「嘘だー」
そ 「ほら。いい加減話して?」
『わかりました、でも、誰にも言わないでくださいね?」
そ 「わかった」
それから、彼女の言葉を聞いて驚いた。
俺らの隣になった女子は、いじめられるらしい。
知らなかった…
そ 「そのこと、詳しく教えて」
興味がわいてきた。
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どうぶつ(プロフ) - やばい!!!泣けた!!! (2018年8月3日 23時) (レス) id: 07d0afdaa9 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - とても良かったです! (2018年7月27日 16時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - 紅蓮さん» 返信がものすごく遅れてしまって、本当にごめんなさい!ありがとうございます! (2018年7月4日 23時) (レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮 - 一話から見てて面白いです。頑張ってください! (2018年6月8日 17時) (レス) id: fa1bbbe3ca (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - 映月さん» 返信が遅れてしまい、申し訳ありません!ありがとうございます!! (2018年5月11日 23時) (レス) id: df76df93db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:織姫 | 作成日時:2018年3月5日 19時