殺して 22 ページ27
…復讐。
それが、今の私のすべきこと。
今はそれを、突き通すんだ。
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次の日
ガラッと教室のドアを開ける。
すると、いつものように目の前に出てくる【アノ子】達。
華 「ほんとに、よくそんな気持ち悪い顔で登校できるわn…え」
【アノ子】は私の後ろの人物を見て驚く。
そ 「朝から空気悪くない?第一声目に言う言葉じゃないでしょ」
う 「ていうか、人の顔が気持ち悪いとか言う前に、自分の顔見てきなよ」
さ 「いつもの作った顔と違って、すっごいブスい顔しとるで?w」
…言いすぎじゃない?
華 「っ…!」
【アノ子】は、他の女子のところに混ざりに行った。
『あの…』
そ 「言いすぎた?でもあれくらい言わなきゃ気が済まないし」
う 「ていうかまふまふは?」
さ 「あ、そういえば遅いなぁ」
すると後ろから、声が聞こえた。
ま 「は…?」
振り返ると、驚いた顔の真冬さんが立っていた。
そ 「…まふまふ、あのな…」
彼方が口を開くと、真冬さんが遮って言った。
ま 「そらるさん達…なんでそっちの味方なんかしてるんですか…?」
う 「まふまふ、悪いけど、俺らはこっちが正しいと思ってるから」
さ 「まふだって、うすうす気づいてるだろ…?華音が嘘ついてるって」
ま 「っ…、そんなこと、ない…」
そ 「いいよ、坂田。どうせ言っても無駄だ。ほら、A、いこ?」
彼方は私の方を見ていう。
『う、うん…』
私は、自分の席に座る。
…私のせいで、
彼方達の仲に溝が生まれてる。
…私のせいで…。
こうなれば、さっさと【アノ子】への復讐をやり遂げて、
真冬さんと彼方達の溝を埋めなきゃ。
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数日後
そ 「A、これで準備はそろったか?」
『うん、これで多分、いけると思う』
96 「いやぁ、こんなの用意できるなんて、王子の権力はすごいな…」
う 「権力つーっか、ただ凄いだけだけどな。どんだけ用意周到なんだよ」
さ 「まぁこれでまふの誤解も解けて、復讐も終わりだね」
『じゃあ、みんな、あとは計画通りに、お願い』
そ・う・さ・96 「おっけー」
さぁ、復讐劇の始まり始まり。
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華 「なに?こんな場所に呼び出して。あんたなんかに構ってる時間、
ないんだけど」
がんばれ、彼方達もついてるんだから…
『じゃあ手短に言うけど、あんたさぁ、私のこといじめるの
やめてくれない?」
華 「は…?なに言ってんの?こんな面白いゲーム、辞めるわけないじゃん!」
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どうぶつ(プロフ) - やばい!!!泣けた!!! (2018年8月3日 23時) (レス) id: 07d0afdaa9 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - とても良かったです! (2018年7月27日 16時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - 紅蓮さん» 返信がものすごく遅れてしまって、本当にごめんなさい!ありがとうございます! (2018年7月4日 23時) (レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮 - 一話から見てて面白いです。頑張ってください! (2018年6月8日 17時) (レス) id: fa1bbbe3ca (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - 映月さん» 返信が遅れてしまい、申し訳ありません!ありがとうございます!! (2018年5月11日 23時) (レス) id: df76df93db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:織姫 | 作成日時:2018年3月5日 19時