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お ページ1
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「あ、なぁロボロ聞いて?」
「何を?」
じゅ、と音が鳴ってりんごジュースを飲み干したと察する。
紙パックのそれをなんとなく握りしめた。
「最近な、めちゃくちゃ親切にされんねん」
「誰にぃ?」
「A」
これももらった、とひゃげたりんごジュースを見せた。
A。性格が悪いわけでもないし、優しい女の子。
でも、俺だけに当たりが強いっていうかなんというか。
軽くだけど殴ってくるし蹴ってくる。今後ろの席だから、寝てるとデコピンして起こしてくる。
「あんさんに優しくするなんて一時の気の迷いやろ」
「日頃の行いがいいからあいつも優しくし始めたんだし!ロボロくんには分かんないかな??」
「そんな可能性100ないやろな」
うぅ、ひどい。
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