夢見るシエル荘

＃5 【距離感】 ページ7

#You side


平常心で答える。

『いえ、全然言われ慣れてますし本当の事ですから』

如「そんなこ」

？「そんなことないよ、きみは可愛いよ」

『え？』

誰ですかあなたは。

？「誰こいつって顔してる〜(笑)」

いやいやだって初対面で人の頬に手を置いて話す奴なんているか？


如「ごめんね、距離近くて。この子は」

？「自分で言う。七五三掛龍也。しめって呼んで」

『し、ん？なんて』

七「しめかけりゅうや。またの名をしめちゃん」

『しめちゃん』

七「そう、よしよし」

うわぁ。
頭を撫でられるのはいつぶりだろう。
あぁお兄ちゃんに会いたいな。ほっくんも元気かな。


七「今違う誰かのこと考えてたでしょ？」

　『え？い、いや』

？「ねぇーーーーえーーー！俺の事忘れてるでしょ！！！！」

『うわっ！』

しめちゃんと私の間にぐいっと勢いよく入ってきた彼。


うるさいなぁ。

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