#29 【お紅茶】 ページ42
#You side
中「こいつっ!」
怒ったのか急に海人が私のもってたマグカップを奪い飲みやがった。
『あ、おいっ!!!なにすんのよ!』
中「.......。」
『いや、なんかいえよ!!』
中「、、い。」
『え?なんて?』
中「う、まい。」
『へ?』
中「これ、なに」
『え、何って。私が作ったお紅茶だけど?』
中「マジ!?お前が作ったの!?」
『そうだよ、そんなに気に入った?』
中「あぁ!めっちゃうまい!」
中「『あ。』」
よっぽど美味しかったのか興奮している彼と
気づいたら顔がくっつきそうなくらい近かった。
中「わ、わり。これ返す。」
『いや、私のほうこそなんかごめん。それ飲む?』
中「いいのか?」
『新しいのちゃんと沸かしてあげる。そしたらもっとおいしいよ!』
中「まじっ!?頼む!」
冷蔵庫の物ではなく茶葉のほうからしっかり作ってあげる。
中「うんっまぁ!!なにこれ全然違う。うまっ!」
そこまで喜んでくれるとは思わなかった。
『ありがとう(笑)飲みたかったらいつでも言って、作るから』
中「まじ!案外お前いいやつだな!」
さんきゅっ!と言い彼はニコニコで
緑のマグカップを両手で持ちながら自室に行ってしまった。
案外彼も良いやつなのかもしれない。
てか、ちょろいな中村海人。
こんな紅茶1つでいいのかよ!(笑)
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作者名:KORN | 作成日時:2020年2月22日 20時