#26 【まさかのまさか】 ページ39
#You side
元気よく家を出て事務所につくとマネージャーさんに連絡する。
『着きました。っと』
すぐに既読になる、【ヒロくん:32会議室まできて〜】
と返信が来たので32会議室のある3階へと向かう。
ガチャ
『広くん、おはようございます。お疲れ様です。』
広マネ「おはよう。だーからその広くんやめろ」
『え、嫌です。』
広マネ「ったくよお。で、早速本題に入るけど」
『は、はい!ドラマですよね!?』
広マネ「あぁ。それでなんだが」
『はい!まさかヒロイン!?なんてね〜(笑)』
広マネ「そのまさかなんだ」
『そうそう、やっぱりヒロ...ってええええええっ!?』
広マネ「うるさいうるさい。とにかく落ち着け」
『え、え、は、はい。えぇ現実!?』
広マネ「大丈夫だ、現実だ。ほら痛いだろ?」
そういうとヒロくんは私の頬を抓る。
『いひゃい。』
広マネ「前に出ていたCMを見てくださってた方がいて抜擢だそうだ」
「それに今回はある程度考えられてキャストを組まれてるから、ほぼ確なオーディションだ」
『ま、まじですかい』
広マネ「あぁよっぽどのへまをしなきゃな」
『なに怖い。でも全力で頑張ります!!』
広マネ「おう。精一杯頑張ってこい」
『はい!!!』
見てくれている人は何処かにいるものなのだな。
頑張らねば。
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作者名:KORN | 作成日時:2020年2月22日 20時