#Ryuya.S ページ33
#Ryuya side
うみとAちゃんはなぜだかいつの間にか距離が縮んでるし、
まつくとは何だかぎこちないし。
元太に抱き着かれたとき一瞬驚いた顔をして考え込んでたし。
俺の知らないところで何か皆着々と仲を深めてる気がする。
やだな。出遅れた感があって。
まだちゃかは納得していない顔で不機嫌である。
うみもまだ認めたわけではなさそうだ。
七「ねえ、うみ」
中「ん?」
ご飯を口いっぱいに詰め込んでるうみに話しかける。
七「Aちゃんのどこが嫌なの?」
中「嫌というか、」
七「なに?」
中「なんとなく女ってめんどくせーじゃん?」
七「それだけ?」
中「それだけって!お前な!昨日!あ、いや」
七「なに?昨日なにかあったの」
中「いや、なにもねーよ」
そういうとうみはまた箸を動かす。
何かあったなこれは。
どいつもこいつも俺を置いてきやがって。
七「俺もがんばろっと」
まつく「何を頑張るの?」
七「ん?なんでも〜」
まつく「そう?なんかよくわかんないけど頑張って?」
七「はは、ありがとう」
まつく、そんなこと言っていいの?
俺、頑張るよ?
覚悟しといてね?
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作者名:KORN | 作成日時:2020年2月22日 20時