検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:103,378 hit

10 ページ10

.









「せーの、べびたっぴ!!」



樹「ここゴンチャだぞ?大阪の店言われたら困る」





タピオカ好きなら一度は来たことがあるだろう、ごんちゃ。



私もここのタピオカが大好き。


でも結構な頻度では来れないんだな。






樹「何飲む?」







田中がそう言いながら、並んでる時にもらったメニューを手渡す。



…抹茶。


いや抹茶もいいけどさ!?期間限定ってやつも気になるし!!!





めちゃくちゃメニューとにらめっこ。



ひたすら葛藤してたら、うちらの番になってしまったので仕方なく進む。





でもレジでも手間どうわけで。


店員さんもちょっと苦笑いだし、後ろの女子高生「遅くね」って文句言うし。




ごめんなさい!!って心の中で土下座してたら、田中がメニューを指差していった。









樹「…すみません、抹茶ミルクティーと期間限定のやつください」







あれ、田中のは?って聞きたくなったけど、大人しく待つ。



あーでもそーいえば、2つ奢るっていってたな。こりゃ嬉しい。






店員さんはベビタッピはしてくれなかったけど、ストローを刺して手渡してくれた。






「田中ありがとね。2つも。」




私がちょっと微笑んでそう言うと、田中が驚いたように言う。







樹「は、お前勘違いすんな、期間限定は俺のだよ」



「え!!!?待って、ちょっと期待してたのに!!冷酷人間!!」



樹「誰が冷酷だよ、今度まで二杯目は我慢しろ太るぞ!!」








太るぞ、はパワーワードだった。



その一言によって静まる私。





そんな私に、ずいっとタピオカを差し出す田中。不思議そうな目で、私は見上げる。







「え、期間限定のは田中のじゃ、」



樹「俺のだけど、一口だけやる。」







そういった田中は、ストローを無理やり私の口に突っ込んだ。




あ、めっちゃ好きなタイプ。






「おいしいい!!!ありがと田中、私のもあげる!!」



樹「は、ちょ、」






美味しすぎて嬉しかったので、私の飲みかけも田中にあげちゃう。



田中が文句いいそうになったのをふさぐために、ストローをつっこんだ。






樹「…あま、女子ってこんなん飲んでんの?」



「女の子は甘いの大好きよ!」







飲んだ瞬間顔を歪めた田中に私はそう言う。




わっかんねえな、こんなん抹茶じゃねえ、とか何様な目線?っていう独り言をつぶやいた田中。


でも大人しくタピオカを飲み干していた。









.

11→←09



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (214 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
926人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きょーもとのこうもり - お久しぶりです!!めっちゃ遅いけどあけおめ!!(言ってなかったよね?) もうすぐ冬終わっちゃうよ!!忙しいかもだけど更新頑張って!! (2020年2月2日 6時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - つくもさん» いつのまに樹担なったん! (2020年1月6日 16時) (レス) id: 29c2150e0f (このIDを非表示/違反報告)
つくも(プロフ) - ぽむりんこむさん» ごめんね!私!(あら?私樹担だわ!?) (2020年1月6日 14時) (レス) id: 719958ae53 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - きょーもとのこうもりさん» この作品が完結したら!って感じで! (2019年12月21日 17時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
きょーもとのこうもり - ぽむりんこむさん» 本当に!?めっちゃ楽しみ!! (2019年12月21日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぽむりんこむ | 作成日時:2019年10月13日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。