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「せーの、べびたっぴ!!」
樹「ここゴンチャだぞ?大阪の店言われたら困る」
タピオカ好きなら一度は来たことがあるだろう、ごんちゃ。
私もここのタピオカが大好き。
でも結構な頻度では来れないんだな。
樹「何飲む?」
田中がそう言いながら、並んでる時にもらったメニューを手渡す。
…抹茶。
いや抹茶もいいけどさ!?期間限定ってやつも気になるし!!!
めちゃくちゃメニューとにらめっこ。
ひたすら葛藤してたら、うちらの番になってしまったので仕方なく進む。
でもレジでも手間どうわけで。
店員さんもちょっと苦笑いだし、後ろの女子高生「遅くね」って文句言うし。
ごめんなさい!!って心の中で土下座してたら、田中がメニューを指差していった。
樹「…すみません、抹茶ミルクティーと期間限定のやつください」
あれ、田中のは?って聞きたくなったけど、大人しく待つ。
あーでもそーいえば、2つ奢るっていってたな。こりゃ嬉しい。
店員さんはベビタッピはしてくれなかったけど、ストローを刺して手渡してくれた。
「田中ありがとね。2つも。」
私がちょっと微笑んでそう言うと、田中が驚いたように言う。
樹「は、お前勘違いすんな、期間限定は俺のだよ」
「え!!!?待って、ちょっと期待してたのに!!冷酷人間!!」
樹「誰が冷酷だよ、今度まで二杯目は我慢しろ太るぞ!!」
太るぞ、はパワーワードだった。
その一言によって静まる私。
そんな私に、ずいっとタピオカを差し出す田中。不思議そうな目で、私は見上げる。
「え、期間限定のは田中のじゃ、」
樹「俺のだけど、一口だけやる。」
そういった田中は、ストローを無理やり私の口に突っ込んだ。
あ、めっちゃ好きなタイプ。
「おいしいい!!!ありがと田中、私のもあげる!!」
樹「は、ちょ、」
美味しすぎて嬉しかったので、私の飲みかけも田中にあげちゃう。
田中が文句いいそうになったのをふさぐために、ストローをつっこんだ。
樹「…あま、女子ってこんなん飲んでんの?」
「女の子は甘いの大好きよ!」
飲んだ瞬間顔を歪めた田中に私はそう言う。
わっかんねえな、こんなん抹茶じゃねえ、とか何様な目線?っていう独り言をつぶやいた田中。
でも大人しくタピオカを飲み干していた。
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きょーもとのこうもり - お久しぶりです!!めっちゃ遅いけどあけおめ!!(言ってなかったよね?) もうすぐ冬終わっちゃうよ!!忙しいかもだけど更新頑張って!! (2020年2月2日 6時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - つくもさん» いつのまに樹担なったん! (2020年1月6日 16時) (レス) id: 29c2150e0f (このIDを非表示/違反報告)
つくも(プロフ) - ぽむりんこむさん» ごめんね!私!(あら?私樹担だわ!?) (2020年1月6日 14時) (レス) id: 719958ae53 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - きょーもとのこうもりさん» この作品が完結したら!って感じで! (2019年12月21日 17時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
きょーもとのこうもり - ぽむりんこむさん» 本当に!?めっちゃ楽しみ!! (2019年12月21日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽむりんこむ | 作成日時:2019年10月13日 16時