夏までに青春するって言ったけどできなかったから冬までに延長する。

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びっくりした。


瞬くうちに彼がドアップ。




金髪が頰をかすめるように揺れて、綺麗な瞳が私の目を吸い込むように見ている。






「な……な？」






言葉がうまく出なくて、つまっちゃう。


目をパチパチさせながらたずねるけど、京本くんは至って真面目。






京本「ほら、男にこうやってされたら抵抗できんの？」


「！」





起き上がろうとしてもビクともしない。


か弱そうなのに。どっからそんな力が？






京本くんを見上げるような形になってしまう。


京本くんは、少し表情を緩めるともうほんとに。キスできる。うん。ぐらいまで顔を近づけた。




…おう、距離感間違えてるけど。


突っ込みたいけどこの空気。






そのとき、京本くんがちょっと目を逸らして言った。







京本「大体、気づいてるでしょ」



「何に？」







聞き返すと、『は？お前まじで？』って目でみ返される。







京本「自分の気持ちにも気づかないくらい鈍感だもんな、A？」


「鈍感じゃな、」



京本「ま、そこも可愛い」









………………………………………………………………


……………何事？





待って待って。今なんて言った？可愛い？りぴーとあふたみー。








「どゆこと！？」


京本「うるさいな、もうここまで言ったら気づくでしょ」



「待って何にも理解できない。」





ほんとに押し倒されてる？ってくらいの空気で喋る私たち。


私がそう言うと、呆れた風に髪をぐしゃっとさせて京本くんが言った。






京本「だーかーら、俺はAが好きなの。だから劇も相手役やってんの。」







………………は？

話聞いても理解できない。









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とりままじでアリツア当たれ？？

絶対貢ぐから。

真剣に当選祈願。

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