Manager Tiger Ⅱ (ページ40)

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『はあ？！なんでまつくがそんなキレんの？
マネージャーに戻るって言っただけじゃん！』

まちゅと元マネが言い争ってる中、
如恵留としずの間に戻る。

七「(ちゃかにまだ戻らないようにお願いした)」

川「(ありがと、とりあえず帰らせよう。
警察呼んでもいいけど騒ぎになったら厄介だ)」

吉「(了解)」

小声で話して、しずが元マネと
まつくの間に入っていった。

『あ、しーくん…』

吉「その辺にしとけよ。これ以上
ここにいられると迷惑だから。帰って」

『なっ、だってあたしはマネージャーで』

中「元だろ。今はお前とは比べ物に
なんないくらい良いマネージャーがついてんの。
ベタベタしてこない、用もなく勝手に部屋に
入ってこない、事務所の人と関係持たない、
最高なマネージャーが！！」

元「海人、やめろって。
ほらお前も、出てけ」

ヒートアップした海人に、元太が止めに
入って元マネを睨んで部屋から出した。

『げんちゃんまで…今日は帰る。また来るから』

俺らを睨んだ後、海人を見て笑った
元マネはバタン！と扉を閉めて帰っていった。

川「ふう……」

元「落ち着いて、クラも海人も」

中「…ありがと、元太」

吉「まつくは？大丈夫か？」

倉「…なんでそんなみんな
アイツに甘いわけ」

緊張が解けて、みんなでまた座り込んでたら、
まつくが拳を握り締めて呟いた。

七「まつく？」

倉「俺はアイツの顔も見たくない。
あいつのせいで俺らがどれだけ大変な思いを
したか思い出すだけで、腹立っておかしくなりそう」

力を籠めすぎて震えているまつくの手を、そっと握った。

七「俺らだって、同じだよ。実際に被害に
あったまつくと海人の気持ちは全部までは
理解できてないかもしれないけど、
大切な仲間を今でもこんなに苦しめる
あの子が、許せない」

吉「でも、ここで警察呼ぶと騒ぎになって、
Aにまで迷惑かかっちゃうしさ」

川「まだAちゃんには話してないんだよね？」

中「……いえるわけないじゃん、」

あのときの事を思い出すと、つい俺も
まつくの手をぎゅっと握ってしまう。

七「2人が話すまで俺らは
言わないからね」

倉「、ごめん」

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