Manager Tiger4

#47　Drama Start ページ50

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吉「『うるせぇよ！あんたに関係ないだろ、
人ん家のことに口出すな』」


監督「はいカット！いいね吉澤くん、
じゃあ次のシーン行く前に休憩！」


吉「ありがとうございます！」



閑也くんのドラマ撮影が始まった。

教師と生徒会が絶対的な権力を持ち、
暴力や違法行為の無法地帯となった学校に
入学した主人公が、ペットの喋る
ウーパールーパーと共に腐敗した学校を
変えていく物語のドラマ。

閑也くんは最初に主人公と接触して、
冷えていた心が溶かされ、初めて
家族以外に心を開き、学校の革命に
力を貸すかなり大きな役。

大家族のヤンキーということで、
このために虎者後すぐに金髪に髪を染めていた。




「お疲れさまです！褒めてもらえましたね」


吉「ありがと！元太とかちゃかに演技練習
付き合ってもらってたからね、みんなのおかげだよ」


「閑也くんの頑張りが報われたね、水分取って！」




監督に褒めて貰えてうれしそうな閑也くんに、
わたしもすっごく嬉しくなる。

初めての大きな役柄に、今まで必死で
練習してたのを知ってるから。




吉「俺は…次の次のシーンか」


「ちょっと休めるね」


吉「うん。今のうちにブログ書こうかな」




閑也くんはほぼ毎日ブログを更新してる。

大切なファンのみなさんに向けて、自分の言葉で
毎日感謝と愛情を伝えることが出来ている彼は、
本当に素敵なアイドルだと、彼からテキストが
届くたびに思う。




「……閑也くん」


吉「うん？」


「いつもありがとう。お疲れさま」




なかなか言葉で伝えづらいことも、
閑也くんにはするりと言える。




吉「え、なに急に！あはは、
どういたしまして？こちらこそありがとうね。
いっつも支えてくれて」


「ううん。閑也くんの笑顔にいつも
救われてるよ。ファンの人たちも、
メンバーもきっと。ほんとに、だいすきだよ」




感謝の気持ちを込めてそう言うと、
返事が無くて閑也くんを見る。




「……閑也くん？」


吉「ッ〜〜〜、ほんと、ずるい…っ」




耳まで真っ赤の閑也くんが、
片手で顔を隠してた。




「……照れた？」


吉「照れてない！！」




真っ赤なりんごしーくん。

可愛いなあ、とほっこりして笑った。







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移行しに行こうなんつって




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