【リ】…好きなんだよ！ ♯2-ダーマ- ページ24
結衣『なん……で…』
彼女はその場に泣き崩れた。
ダ「………なんでだよ、なんなんだよっ！！」
俺は足元にあったゴミ箱を思いっきり蹴り上げた。
結衣『やだっ…やだよッ！！…だって、兄妹じゃっ……』
外で手を繋いだりキスをしたり、
結婚したり子供を産んだり、
全ての事が罪となる。
夢が崩れていく音がした。
こんなに好きなのに、
こんなに毎日幸せだったのに、
今までの事が一瞬で、
リセットされてしまった。
結衣『どうして……こんなッ…』
私は泣く事しか出来なかった。
暫くして、
結衣は泣き疲れたのか俺のベッドで眠っていた。
真っ赤な瞼からは、
未だに涙が流れている。
心に刻まれた深い傷。
俺はそっと結衣の頬を撫でながら呟いた、
ダ「ぜってぇーお前だけは守ってやる。」
ダ「ぜってぇーお前を笑わせてやる。」
ダ「ぜってぇーお前を………」
俺はこいつを幸せに出来るのか？
兄として、
俺はこいつを守れるのか？
コイツを笑顔に出来るのか？
自問自答する中、
悔し涙が俺の頬に流れた。
ダ「なんだよっ！ふざけんなよ！」
俺に涙なんて似合わないと
手荒く袖口で拭った。
しかし、
言葉とは裏腹に止めどなく流れ出す涙。
俺は声をころして1人泣いた。
泣いて泣いて
もう、考えるのを止めた。
そして覚悟を決めた。
ダ「コイツだけは、ぜってぇー手放さない。」
ダ「何があっても、ぜってぇー諦めねぇ。」
ダ「だって……仕方ねぇだろっ！！」
俺は親父の元に走った。
おめでとうって言ったのは俺だ、
好きにしろって言ったのも俺だ、
でもこれだけは譲れない！！
ダ「親父！！」
2人仲睦まじく寄り添う姿があった。
でも、
そんなの俺には関係ない。
ダ「2人の再婚、絶対反対だから。」
沈黙が流れた、
結衣の母親は寂しそうに泣いていた。
親父が俺に何か言っていた、
そんなの今の俺には聞こえない。
2人の再婚を何としても阻止するんだ。
ダ「俺は……結衣が好きなんだよ！」
結衣の為なら、親の縁を切っても守ってみせる。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
来響 - あぁぁぁあダーマ様ぁぁあやべっニヤける (2019年1月10日 17時) (
レス) id: 46c572a747 (このIDを非表示/違反報告)
雷響 - 面白いですね！特にモトキvsダーマがにやけてしまった(笑） (2019年1月7日 20時) (レス) id: bea9aaf5eb (このIDを非表示/違反報告)
恋(れん)@ウオタミ/ノエラー(プロフ) - あにゃさん» あぁあ…ありがとうございます。更新頑張ってくださいね！まぁ、私は…更新亀さんなので…wwファイトです！！ (2018年3月31日 12時) (レス) id: 1531b34ca2 (このIDを非表示/違反報告)
あにゃ(プロフ) - 恋(れん)@ウオタミ/ノエラーさん» あぁー！！ティッシュティッシュ！笑！喜んで貰えて嬉しいです！！また更新頑張ります！！ (2018年3月31日 9時) (レス) id: ef7b29524b (このIDを非表示/違反報告)
恋(れん)@ウオタミ/ノエラー(プロフ) - お、お…王様ゲーム………あ、ちょ…だ、誰かティッシユを……鼻から赤い絵の具出てきたよ…((満面の笑み (2018年3月31日 1時) (レス) id: 1531b34ca2 (このIDを非表示/違反報告)
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