第49話…鬼百合 ページ50
「やっと着いた…」
眉間にはしわが寄り、猫背になってトランクケースを杖の代わりにしている
鬼百合は、もしこれ夏に来てたら私今ごろ蒸発してるだろうな…
などと、変なことを考えていた。
「ん…落ち着いてゲームできそうだな…」
周りの静かな雰囲気を見てそう呟く。
鬼百合には、実は現在小3と小5の弟が居る。
簡単に言えばうるさい。ゲーム中に部屋に入ってきてゲームの邪魔をしたり、寝てる時に叩き起こしてきたり(昼過ぎまで寝てるので仕方ないと言えば仕方ないが)。
それ以上に親が弟を贔屓するのがイライラした。別に贔屓されたい訳ではないが、弟から下に見られる気がして嫌だった。
落ち着いてゲームはやりたいが、話相手が居ないのはツラい。暇になるのだ。
ハイデは友達の居なかった私のたった一人の話相手だった。
気が向いたら呼んでやろう。そう思った。
「お邪魔します。」
ドアを開ける。案の定人は居ない。
仕方ないので自分の部屋に行くことにした。
食堂から声はするが、大人数は嫌いなのだ。
ポッケに入ってる鍵を見て自分の部屋番号を確認する。
「5…0…1……マジか5階かよ…」
また眉間にしわを寄せ、ポツリと呟いた。
ため息を吐いてダラダラと階段を上がった。
** ** ** ** ** ** **
うえーい!!50ページゲットー!!
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
9人がお気に入り
「募集企画」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
期末テスト前日8時半に寝る系女子暁。(プロフ) - 玲さん» どういたまして← (2016年5月7日 0時) (レス) id: 23b879a935 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - 期末テスト前日8時半に寝る系女子暁。さん» ありがとうございました。 (2016年5月7日 0時) (レス) id: 34dd7aa040 (このIDを非表示/違反報告)
期末テスト前日8時半に寝る系女子暁。(プロフ) - 玲さん» 締め切ってると思いますよ…?、まぁ締め切ってなかったとしても過疎ってますし。 (2016年5月7日 0時) (レス) id: 23b879a935 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - これってもう締め切りましたか? (2016年5月7日 0時) (レス) id: 34dd7aa040 (このIDを非表示/違反報告)
暁@友達が少ない(プロフ) - ……?何故私のトコの作品の一部が変更され…;;(まあいいか(( (2015年12月24日 17時) (レス) id: 68eb77cdd0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:君影荘の住人たち | 作者ホームページ:
作成日時:2015年11月29日 23時