【鬼滅の刃】どうも、鬼殺隊で縫製係やってます。其の弐

陸拾話 ページ15

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『痣、ですか』

「そ、上弦の奴と戦った時にね。んで、その時に目もやっちゃってさ。

今は大丈夫だけど時期に見えなくなるだろうって。だからあたしが死ぬ前にこの呼吸の後継者を探して伝えようってこと」


『……』


「何静かになっちゃってんの。

まああんたが鬼殺隊に入ろうが入らなかろうが、この呼吸は継いで欲しいって思ってるよ」

『あの、鬼殺隊に入るにはどうすればいいんですか？』

「うーん、最終選別に行く。そんで7日後に帰ってくる」

『？それだけ？』

「あぁ」






なんだ、簡単じゃん


ていうか呼吸はいつ使うんだろ







「まあその7日間生きていられれば、の話だけど」

『えっ』

「そんな簡単な訳ないだろ。バカだなお前」

『んなっ』







うざい、うざいぞ、この人







「まあそんなカッカするなっての。鬼殺隊に入るには藤襲山って所に先ず行く。

その山の中には鬼がうじゃうじゃいる。その山の中で7日間生き続ける。その鬼を倒すための一つの術として呼吸を習得する」

『なるほど……』






7日間てことは1週間


鬼を狩りつつ自給自足生活、か







「んで、どうする？鬼殺隊に入るか？」

『やってやりますよ』

「よく言った！てことで、五ヶ月後の選別に向けて訓練はこれまでの五倍でいくからな」

『ほぇ？』







師範は私が鬼殺隊に入るということで


呼吸の後継者ができて安心したのか


欠伸をしながらとんでもない事をこぼす






「なんだよそのアホ顔。今日はさっさと風呂はいって寝ろ。明日からは地獄よりも地獄だぞ〜」

『おに！師範の鬼！』

「なんとでも言え」









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