10話 ページ10
黒尾「おぉ……マジか」
『マジ。だから何かあっても絶対結衣の味方して』
黒尾「わかった」
私は結衣の方をチラッと見る。
灰羽君達と楽しそうに話していた。あの子の幸せを壊さないようにしないと……
あれ？
『藍沢さんどこ行った？』
私がそれを言ったのとほぼ同時に烏野の方が騒がしくなった。
烏野の所に向かうと、西谷が藍沢さんに掴みかかっていた。
田中「ノヤっさん、落ち着けよ！」
日向「そうですよ！幾ら何でも女子に暴力は駄目です！」
藍沢「ゆ、夕先輩、なんでっ……」
西谷「何でじゃねぇよ！！結衣を散々苦しめたのを忘れたのかよ？！」
『西谷、落ち着いて』
西谷「里美………と、結衣？！」
西谷は結衣に気付いた途端藍沢さんから手を離し、結衣を抱き締めた。
西谷「お前青城行ってたのかよ………大丈夫なのか？」
結衣「うん…部活の皆優しいから」
やっぱり、結衣の言ってる先輩って西谷の事なんだ。
西谷「里美……なんか、有難う」
『大丈夫だから。可愛い後輩だしね』
藍沢「夕先輩、酷いですよっ……虐められたのは私なのにっ……」
西谷「逆だろ！？お前が結衣を散々虐めたんじゃねぇか！！」
澤村「に、西谷！一旦落ち着いてくれ！」
縁下「話は後で詳しく聞くから。な？」
西谷「っ……スマン、つい……」
『……仕方無いよ。この子は結衣が自 殺未遂するぐらい苦しめたんだから』
月島「なっ……？！」
一気に疑いの目が藍沢さんに向けられる。私も西谷も烏野の皆から相当信頼あるから。
まぁ、私と西谷が騙されてると思われるかも知れないけどね。
『結衣は私が守る』
私はそれだけ言って結衣の手を引き青城へ戻った。
及川「ねぇ、色々と大丈夫？なんか騒がしかったけど…」
『西谷が例の先輩だったみたいで、烏野に藍沢さんが行ったから一悶着あっただけだよ』
及川「怪我とかないよね？」
『する訳無いよ』
及川「……気をつけてね？」
何でそこまで私の事を心配するんだろう。
及川さんモテるからどの女子にもこんな感じなのかな。
そう思ったら少し悲しくなったのは何でだろう。
『取り敢えず出来るだけ単独行動はしないで。後藍沢さんと二人きりになっちゃったらビデオとかボイスレコーダー起動して何かしら証拠残しておいて』
結衣「う、うん！」
遅れて藍沢さんも来た。
……合宿中に派手に潰してやる。
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こーこ - 私は、赤葦、研磨、月島、国見、岩ちゃんなら捕まりに行きますね。最高でした！ (2019年8月3日 7時) (
レス) id: dc5bfe9060 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - 鬼ごっこ 研磨にだったら 自分から（捕まりに行きます）五七五 (2019年7月22日 20時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きさらぎ。 | 作成日時：2019年5月26日 11時
