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22話 ページ22

『え、えーと……』

花巻「及川ー。嫉妬は見苦しいぞー」

及川「なっ、そんなんじゃないからね?!」

松川「じゃあ引き剥がさなくてもいいだろ」

及川「それとこれとは違いますぅー!」

岩泉「及川うるせぇよ!!」

及川「理不尽!何で俺だけ?!」

いつも通りの3年生だなぁ……

お蔭で周りに笑顔が戻ってきた。

日向「ふっ、くくっ……大王様変なの…」

及川「チビちゃん?!?!」

孤爪「嫉妬なんかしなくていいでしょ……翔陽とA同居しちゃってるし」

研磨がそういった時周りの皆が凍りついた。

あれ?

「「「「はァァァァァ?!!」」」」

夜久「おいおいおい!同居ってなんだよそれ!!」

雀田「え、まさか付き合ってる……?」

及川「マネちゃん碌でもない事言わないで!!」

おぉう……何か盛大な勘違いをされてる。

『私の親が単身赴任中だから従兄弟の翔陽の家で居候してるだけだよ』

及川「あ、だよね。うん、よかった」

………何故?

国見「だから嫉妬ばかりだと嫌われますよ。ねー、里美さん」ギュッ

何故か国見君が抱き着いてきた。

翔陽みたいな所あるんだなぁ……

『どしたの。甘えたいなら甘えていいよ』ナデナデ

及川「国見ちゃんわざとやってるでしょ!やめて?!」

また引き剥がされ今度は及川さんに抱き締められる。

……落ち着く。

『なんか……及川さんいい匂いするね』

及川「あっ、ありがとう!」

……………あれ、顔が熱い。

え、何で??

『……////////』

及川「え……あっ、え?里美ちゃんが照れた!!」

岩泉「うるっせえよクソ川!!さっさと里美離しやがれ!!」ドカッ

及川「痛い!!」

私は皆が騒いで気が散っている間に、マネの部屋に戻った。






孤爪side

目の前の騒ぎを見ながらぼんやりと考える。

多分あの及川さんはAの事が好きなのかも。

俺らにもあんな反応をしないAが赤面したんだから、もしかしなくてもAもそうなのかもしれない。

それなのに及川さんがAって呼ばないのは、虎が話してたオーラがどうのこうの〜って奴だと思う。

確かにAは才色兼備とか容姿端麗とか、そんな感じの言葉が似合うから幼なじみの俺らも名前呼びを少し躊躇うぐらいだ。

あのAの初恋の人なんだから、応援したいな。

孤爪「……及川、さん」

及川「あ、音駒のセッター君。どしたの?」

孤爪「その…頑張って下さい」

俺はそれだけ言って及川さん達から離れた。

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こーこ - 私は、赤葦、研磨、月島、国見、岩ちゃんなら捕まりに行きますね。最高でした! (2019年8月3日 7時) (レス) id: dc5bfe9060 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - 鬼ごっこ 研磨にだったら 自分から(捕まりに行きます)五七五 (2019年7月22日 20時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きさらぎ。 | 作成日時:2019年5月26日 11時

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