[ハイキュー]ポーカーフェイスの2年マネは本心に気づく……のか？[青葉城西][及川徹]

6話 ページ7

そうなった時に私が大体の男性にとった態度は一つだけ。

ﾊﾞｼｯ

『離れて』ｷｯ

拒絶、只それだけ。

及川「えっ……あ、ごめん」

拒絶は相手は傷ついても私が傷つく事はありえなかった。

だってこれは守る手段だから。

なのに、胸が痛い。

私は唖然としている及川さんを放置して教室に戻る事にした。









結衣side

午後の部活中、タオルの回収をしながら私は考える事にした。

Aさんが好きな人の事。

もしかしたら私達の予想通り及川さんが好きな人なのかもだけど……

他の人も視野に入れて一応考えてみよう。

まず同じ高校生だと仮定して私が知ってる範囲Aさんの知り合いがいる高校は烏野と青城と音駒。

後は白鳥沢と……梟谷かな？

結構人数多いなぁ……

取り敢えずその中で一番仲が良いのは黒尾さん、研磨君、日向君だろう。

でも日向君はありえないな。

Aさんは日向君の事を弟みたいな存在だって言ってたし、抑真っ先に彼から恋愛相談を受けたんだからその時もう気付くはずだ。

だから自分が好きになった時既に彼女いました……なぁんてありえない。

じゃあ最有力候補は研磨君と黒尾さんのどっちだ？

……聞いてみよう。

結衣「あ、あの、Aさん！」

『どうしたの？』

結衣「前Aさんが好きな人居るって言ってたから、学年とか教えて欲しいなって……」

そう言うとAさんは少し俯いてから

『高３だよ』

と言い切り、其の儘水道へ行った。

ボトル洗いに行ったんだろうな……

……って事は好きな人の最有力候補は黒尾さん？

でも黒尾さんに彼女居たっけ？

絶賛彼女募集中とか皆の前で言ってた気がするんだけど。

もしかしてその後で彼女できたって言われたのかな？

幼馴染だからそういう事真っ先に報告されそうだもんね。

取り敢えず研磨君の連絡先は知ってるし、後で聞いてみよう……

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