【リレー小説】この無慈悲な世界に能力で希望を【第四章】

力の源【絶鬼 妖/カイ・アナザー・ロック/Mukuro444666】 ページ18

僕は、鏡の中に囚われていた。
事の始まりは、煙になる前・・・いいや、『なられる』前の事。
妖「ふぅ・・・ついた・・・。」
「妖、お前は表に出過ぎた。主導権もお前が握った。」
「裏のお前の出る幕はない。(裏のお前は俺に弄ばれてればいいものを)」
そして、いつも背負っている鏡の中に投げ飛ばされて気を失った。

妖「く、うぅ・・・やめ、ろ・・・。」
「はっ！やめるかよ。今から、面白いことになるのによ！」
妖「こわ、れ、あぁぁ！」
「痛いか？怖いか？俺が出ていけばお前は独りだ。『独りが怖い』んだろ？なぁ？」
確かに、怖い。
痛いし、怖い。
やめてと言っても、聞いてはくれない。
もう、鞭をうたないで。

妖「あ、あぁぁ！！！」
「まぁだ抵抗すんのかよ。ま、ストレス発散(遊び道具)にはちょうどいいか。」
傷が増えていく。
カイは、傷を自分の能力で出した特殊な赤い紐を傷のあるところに繋ぐ。
「お前の妖力(力)は俺のもんだ。」
「お前はここで俺のに遊び道具(力の源)でもなってろ。」
「抵抗するなよ。」

カイの声は聞こえない。
抵抗もしない。
目は閉じたまま。



妖 は 、 カ イ の"遊び道具(力の源)" に な っ た 。

カイは、『煙になった。』

結局【神崎怜加/omizu】→←朝食【瀬戸内帝華/蓮@雫3318】

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