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45. ページ7

光から目を守るようにかぶせていた腕を除けると、まるで大きい机の上にいるかのような内装だった。

それも、紙が束になって置かれていたりなど。

センラさんは会社に行ってる為か、俺の机こんなんやわ…と呟きながら見渡している。

ここの人格って…

「お兄さん達、誰?」

突然後ろから声がし、驚いて振り返る。

そこには、緑の髪をした…

「藍輝…」

だった。

僕がそう呟くと藍輝は、

「そうだよ?お兄さん達も、僕に用事?何でもやるよ?何でも聞くよ?何なら僕を傷つけてくれても良いのに!」

そう行ってニコッと笑う藍輝の目には、想都の様に光は無い。

自虐的なのは、兄さん達が時雨君に暴力を振るっていたからだろうか。

…考えてみれば、今まで出会った人格達は、時雨君が置かれていた状況が具現化した様な感じなのかな。

そう思っていた時。

ザシュッという何かを切る様な音と共に、ポタポタと液体が地に落ちる音が。

その正体は…

「藍輝っ!」

「何…?楽しい事の邪魔するの…?」

笑顔のままナイフで腕を切りつける藍輝。

地面には血が水溜りを作り続けている。

「それ以上はいかん!早よ止めい!」

志麻さんがそう言うのに、聞こえないかの様にザクリザクリと切りつける。

駆け寄って止めてあげないのに、体が動かない。

あの能力というやつかな…

とうとう腕が真っ赤に染まった時、ナイフを持つ手を止めて下を向く。

「毎…ない…から…」

ボソボソと何か独り言を言う藍輝。

「どう、したのさ…」

痛々しい光景に目が拒否反応を出す。

今にも鉄みたいな血の匂いに倒れそうになりながらも、途切れ途切れにいかさんが尋ねる。

「毎回僕の処に止める人が来なかった!だから君達が来た時嬉しかったのに!何で止めるの!?何で!?ねえ!教えてよ!僕たち人格は、何で死ねないの!僕が死んだら、時雨が楽になるのに!僕みたいな、ろくでなしの、自虐野郎が、いるから…」

そう言いながら、顔を両手で覆ってうずくまり泣き出す藍輝。

「僕なんか…いなきゃ…」

その声が聞こえてきた瞬間。

「本当に、そう思ってる?」

「…?」

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いむいむ - 狐白さん» いつも嬉しいコメントありがとうございます!こちらも勇気付けられました! (12月17日 14時) (レス) id: dc78839770 (このIDを非表示/違反報告)
狐白 - あと、見捨てないです。いむいむさんに勇気づけられたから。内容も全然大丈夫ですよ!!頑張ってください!! (12月17日 0時) (レス) id: 4b6152b8a6 (このIDを非表示/違反報告)
狐白 - いむいむさん、語彙力少なくとも自分よりはあると思うので大丈夫ですよ!((ごめんなさい、自分なんかと比べるの失礼ですね (12月17日 0時) (レス) id: 4b6152b8a6 (このIDを非表示/違反報告)
いむいむ - 狐白さん» なので、勇気付けれて本望です! (12月5日 18時) (レス) id: 675fd3e6db (このIDを非表示/違反報告)
いむいむ - 狐白さん» ありがとうございます!私もたまに病んで自虐がちになるので、同じような人を助けてあげたいなって思いで作りました。 (12月5日 18時) (レス) id: 675fd3e6db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いむいむ | 作成日時:2017年11月13日 12時

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