#2 ページ17
「うそー…熱あるのかな…？」
「ちょっと待って、体温計持ってくるわ…！」
引き出しから体温計を出して渡してくる。
「ありがとう…」
ピピッと音が鳴り確かめる。
「37度５分…
熱あるやん、いつからしんどかった？」
「しんどさはあんまり無くて寒いだけなんだけど…」
「ごめん、俺のせいや。
雪降ってるところで待たせてたから…
どっか入っててもらったら良かったな…」
彼があまりにも申し訳なさそうな顔をするので
私は首を横に振った。
「ううん、こんなに寒くなるとは思ってなくて
薄着だったからだと思う…
ごめんね、うつしちゃったら嫌だから
今日はもう帰るね！」
慌てて荷物をまとめて彼の家から出る準備をする。
「いやいや、ちょっと待って、
熱ある人、帰らすわけにはいかんよ」
そう言って1度ソファーに戻される。
「いや、でも…」
「アカン！余計悪化したらどないするん？？
ただでさえ今日寒いのに…
はい。いつものパジャマ
それに着替えてベットで寝て！」
まるでお母さんのように手際よくお世話をしてくれる。
「せめて誠一くんがベット使って…？
2人で寝て風邪うつったらやだもん……」
「わかった、じゃあ俺がソファーで寝るから。」
「今の話聞いてた…？」
「もー…ええからはよ寝ー！」
ベットに無理やり入れられて冷えピタまで貼られる。
「はよ元気になってや？おやすみ。」
優しく髪を触られて
部屋の電気を消された。
リビングの灯りがうっすらと見える。
こんなに近くにいるのに
扉1枚が大きな壁に感じる…
そのうち寝る前に飲まされた風邪薬が効いて
だんだんと瞼が落ちてきた。
「おやすみなさい…」
誰もいない部屋で小さく呟いた。
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木葉林檎(プロフ) - Mさん» ページ数が50までなので、もし書くとしたらページ数が足りなさそうなので次のシリーズの最初に書かせていただきますm(_ _)mよろしくお願いします！ (2023年3月13日 1時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» こんばんわ、今別の作品を書いていますのでそちらが終わり次第書かせていただきますね(^^) (2023年3月12日 21時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - 再び失礼します！学パロで、リリーさんは有名な不良で幼馴染が他校の人に拉致され大人数に待ち伏せされ勝つが、自身も重傷で倒れ彼女に支えられ帰宅し、手当をしながら罪悪感で泣く幼馴染をリリーさんが慰め告白し付き合うみたいなお話お願いします！ (2023年3月12日 20時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» いえいえ、リクエストに添えられていたなら幸いですがイメージと違ったならすみません^^;またよろしくお願いします(^^) (2023年3月12日 11時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - リクエスト応えて頂きありがとうございます！！長編にして頂けて嬉しいです！！ (2023年3月12日 9時) (レス) @page35 id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年3月1日 15時
