#3 ページ44
スタッフさんたちに開放されたあと
現地解散なのに
帰るのを待ってくれていた石井さんの元へ
2人で謝りに行った。
「別に謝られるようなことされてないし、
2人が決めたことやろ？
まあ俺は別にええけど
これからはちゃんと自己管理して次からは気を付けたらええんちゃう？」
無表情でそう言われる。
「おう、ありがとう。」
「自己管理のことは私のことやと思うで…？
ありがとうございます。」
深々頭を下げる
「あとバレバレやったけどな
お前、いつもニヤニヤしとったし」
「え？俺？顔に出てた？」
「Aさんやっけ？
いつもAさんの時だけ
ニヤニヤしながら俺を呼びに来てたし
今日だって俺全然気づかんかったのにロケバスで
飲み物飲ませようとしとったやん。
別に俺じゃなくてもあの様子見てたらわかるとおもうで」
「マジか…バレへんように最善の注意払ってたのに…」
「寧ろ相方さんにだけバレてたのが奇跡やったと思うよ？」
「じゃあ帰るわ、もうスタッフにはバレたんやし
仕事終わったんやから堂々とイチャイチャできるやん」
「ちょ、やめてくださいよ！」
「ほんまやな、今なら隠さんでええもんな。」
「士彦まで何言うてるん！」
「じゃ、おつかれー」
「おつかれさまでした！」
手をあげて石井さんはサッと帰っていった。
「ここの撮影のスタッフさんたちにはみんなバレてもうたけど…
他の番組ではどうするん？」
「んー…まあおいおい話して行けたらええんちゃう？
それより、手！」
「ん？」
「手握って今日は俺の家まで帰ろ？」
「恥ずかしいから嫌や…」
「そんなん言うてたら知らんで？今からキスするで？」
私は黙って手を出した。
「ほんま素直ちゃうよなーツンデレやわー」
「ツンデレとかちゃうし！今のは脅しやん！」
わいわいぎゃあぎゃあ騒ぎながら
久しぶり2人手を繋いで家に帰った。
恥ずかしくていつもは甘えること出来ないけど
そんな私を彼は優しく包んでくれる。
だから今日は勇気を出してみようかな…。
「なあ、」
「ん？どうした？」
「今日は帰りたくない…一緒におってもいい…？」
「え？なに？急にどうしたん？」
「やっぱなんもない！」
「いやいや、急にめっちゃ可愛いくなるやん！」
「……。」
「もう知らんで？」
「何がよ…」
「今日ゆっくり寝かそう思たけど覚悟しときや？」
その夜文字通り私は本当に寝かせて貰えなかった。
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木葉林檎(プロフ) - HATHUTAさん» コメントありがとうございます！凄く嬉しいお言葉感謝です！m(*_ _)mまたよろしくお願いいたします(*´︶`*)♥️ (2023年2月24日 15時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
HATHUTA(プロフ) - 盛山さんの長編拝読しました！林檎さん（勝手に呼んですみません）のお言葉で長くなってしまったとありましたがいい意味で読み易い長さでとてもキュンとしました。不器用ながらに真っ直ぐな感じがイメージしやすくて読んでいて入り込めました^^これからも応援してます (2023年2月11日 22時) (レス) @page36 id: f9b555f004 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - mさん» リクエストありがとうございます！新山さん素敵な人ですよね(^^)♪シュチュエーションなどなければそのまま書かせていただきますね┏○ﾍﾟｺｯ (2023年2月2日 4時) (レス) id: 850b8e0902 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - リクエスト失礼します！さや香の新山さんでお話書けたりしますでしょうか？？宜しくお願いします🙇🏻💧 (2023年2月2日 1時) (レス) id: cde51804fe (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - ﾃﾝﾌﾟﾗ衣さん» リクエストに添えるかどうか分かりませんが、短編で1つ書かせていただきました！シチュエーションなどあれば是非またかかせていただきますのでよろしくお願いします🙇🏻♀️՞ (2023年1月23日 3時) (レス) id: 850b8e0902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年1月20日 5時
