″ソラ戦″決着 ページ3
ヒ「彗星と呼ばれる君のことだ、それで終わるわけではないのだろう?」
ソ「もちろん。俺の″とっておき″見せてあげますよ。」
俺は腰に付いてあるポーチから数本の投げナイフを取り出し投げつける。が、案の定盾で易々と弾かれてしまい、投げナイフは虚しくもヒースクリフの足下に突き刺さる。
ヒ「おや、それだけか。」
ソ「そんなまさか。この俺の奥の手ですよ?」
俺の思い通りに動いてくれた投げナイフに口角が上がるのが分かる。
ヒースクリフの足下の投げナイフが全て青いエフェクトを放ち、ソードスキルが発動したのを確認し手元を手繰り寄せた瞬間にヒースクリフの顔が強張った。
ヒ「っ!これは…」
ソ「『ワイヤースキル』貴方やキリトと同じ、″ユニークスキル″ですよ。」
そう。ユニークスキルを持っているのはキリトやヒースクリフだけではない。俺にも発現していたのだ。
このスキルは文字通り金属製のワイヤーを操ることが出来るスキル。初めはこの強すぎる個性ゆえに使い道を思い悩んですらいたのだが…
ヒ「そうか。君もユニークスキル持ちだったのか。楽しめそうじゃないか。」
その言葉と共に彼は縛られているほんの少しの隙間の分だけ剣を振るうと指に繋がるワイヤーが緩んだ。
嘘だろ…これ金属製だぞ…あれだけで切っちまうのかよ…
ヒースクリフから距離を取り、間髪入れずに投げナイフを投げつける。
が全て盾で弾かれ、しかも地面にも突き刺さらない。
それに加え、先程までのダメージでHPバーはイエローゾーンの手前。
他のプレイヤーならまだしも、ヒースクリフの攻撃を受けたら一気に削られる…下手したらレッドゾーンに…
ソ「くそっ!」
ヒースクリフは俺との距離を詰め、片手剣を刺し出してくる。それを両手剣で受け止めた。
ソ「かかった…」
ヒ「?」
両手剣を思いっきり引き寄せる。すると今までに投げたナイフが全てヒースクリフに向かって飛んでくる。
ヒ「なんだと!?」
今まで投げたナイフについた全てのワイヤーを両手剣にからめさせていたのだ。
ソ「あたれえええ!!!」
ソラのナイフ全てが当たると全員が思ったその時、ヒースクリフの盾は思いもよらぬ動きを見せ、全ての投げナイフを弾いたのだ。
ソ「は?」
そのままの流れでヒースクリフの剣が俺の肩から腹にかけて大きく傷をつけた。
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こんぺー(プロフ) - 暗殺教室Loveさん» 夢絵ですか!私の拙い絵でどこまでかけるか分かりませんが挑戦してみます!!!最新の方に載せるつもりです!リクエストありがとうございます! (2019年3月31日 0時) (レス) id: 0e6de27daf (このIDを非表示/違反報告)
暗殺教室Love(プロフ) - いつも作品見ています!できたらいいので、夢主とキリトの絵を描いて欲しいです! (2019年3月30日 13時) (レス) id: e478a42c59 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺー(プロフ) - ユーリのお部屋さん» 仲間ですね!!!ありがとうございます!! (2018年12月8日 20時) (レス) id: 0e6de27daf (このIDを非表示/違反報告)
ユーリのお部屋(プロフ) - 今日見始めたんですが作者さんってnanaやってるんですね!僕もやってるんで聞かせてもらいます! (2018年12月8日 19時) (レス) id: eddf9d402e (このIDを非表示/違反報告)
サユ - 勉強も更新もがんばってください!!応援してます♪ (2018年5月22日 20時) (携帯から) (レス) id: 809aa7d039 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こんぺー | 作成日時:2017年8月22日 3時