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『なあ、早く〜』
仕方なく彼の隣に座る
すると小瀧くんは私の手を握った
『俺らまずこれからスタートしよう。
今のは俺がちょっと暴走しすぎました、ごめんなさい
これからは気をつけます！』
「許します」
手のひらから伝わる小瀧くんの温もりが心地良い
『そうや、なぁ、一個だけ頼み聞いてくれへん？』
「なに？」
『膝枕、してほしい』
「膝枕？」
膝枕って...恥し過ぎる...
でも彼のためならその恥しさも我慢しようと腹を括る
「いいよ、どうぞ」
至って平然を装った
『やった、ありがとう！』
わーい と太ももにダイビングしてきた彼はまるで大きな犬
「体勢辛くない？」
『全然大丈夫』
小瀧くんの長い足はソファーから軽々とはみ出している
サラサラな髪の毛をそっと撫ででみると、んふふっ と笑った
本当に犬みたい、可愛い
しばらくすると彼の寝息が聞こえはじめた
相変わらず綺麗な寝顔
何だか少し触れてみたくなった
頬、目、鼻と順に軽く軽く撫でていく
唇に触れたとき彼の口角が上がった
『くすぐったいわ』
「ごめん、起こしちゃった」
『全然いいよ』
起き上がって伸びをする彼は少し涙目
『気持ちよかった〜ありがとう』
「それは良かった、いつでもどうぞ」
『またお願いします(笑)』
「そういえばお風呂入る？」
『そうやな、入る、一緒に入る？』
「入りません！」
『分かってるやん(笑)』
ふざける彼を残してお風呂の準備をした
「着替えはこの間と同じ物置いてあるから」
『はーい、ごめんな急やのに、ありがとう』
お風呂に向かう彼を見送り私は私の準備を始める
本当のこと言うと何もないことを願ってる訳じゃない
決して不純なことを思い浮かべてる訳じゃないけど
こうして正式に恋人同士になった今
男と女が2人きりで家の中にいれば
もしもの場合だってあるかもしれない
その可能性が少しでもあるのなら
それに向けて構えていた方が無難
こんなこと考えるって、私やっぱり尻軽なのかな
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ゆい(プロフ) - 中間担です。終盤ずっと泣きながら読ませていただきました！切なくて(T ^ T)是非次回作も読みたいです！ (2022年4月2日 8時) (
レス) @page50 id: aa225a9070 (このIDを非表示/違反報告)
和翔(プロフ) - 完結おめでとうございます！たまたまおすすめに出てきて読み始めたら止まらずいっきに読んでしまいました笑ぜひ続編も読ませてください！そして次回作も楽しみにしてます♪ (2021年9月12日 16時) (レス) id: 358b7676e5 (このIDを非表示/違反報告)
弦(プロフ) - 桐山めぐさん» 桐山めぐさん！コメントありがとうございます！楽しんでもらえたみたいで嬉しいです･･･！自分で書いておきながら、�霤弔砲牢脅嫋�を送り付けてやりたいと思ってます(笑)次回作も頑張ります！本当にありがとうございました！！ (2021年9月12日 14時) (レス) id: 65dc5783e7 (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - 完結おめでとうございます！めっちゃキュンキュンしました♪主人公ちゃんと一緒に苦しくなったりと感情移入しまくりでした！！�陲舛磴鵐淵ぅ好▲轡好箱�♪次回作も楽しみにしてます！お疲れさまでした(^^) (2021年9月11日 23時) (レス) id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弦 | 作成日時：2021年3月1日 19時
