18. ページ18
.
？「お！A―！！」
大声で名前をよばれ、その声の主を探そうと辺りを見回すと、急に両肩に重みを感じる。
紫「おはよ！席、廊下側だからすぐに見つけたー」
振り向くとにこにこ笑っている紫耀くん。
紫耀くんとは委員会で何度か会ってるうちに仲良くなったけど、教室にくるなんて珍しい。
『おはよ！急にどうしたの？』
肩に置かれた彼の手をそっとどかすと、わたしの前の席にまたがり向かい合わせになる。
紫「これ先生から。今度手伝ってほしいことがあるって言ってたよ」
『げ。これポスター作成のやつ、、、』
紫「来週の木曜日までに書いて、保健室に持ってきてって」
正直、絵は得意じゃないから気が乗らない。
去年も渋々描かされたっけ…
廉「そろそろ予鈴なるんちゃう？帰らんでええの？」
紫「あ！廉！」
廉「いや、隣におんのやから気付けや」
紫「Aしか見てなかたっから気づかんかった」
この2人仲よかったんだ。
予鈴が鳴り出して紫耀くんが立ち上がる。
紫「なんで廉こんな飴いっぱいあるの？１個ちょうだい」
廉「嫌や。絶対あげへん」
紫「隙あり！」
両腕で抱え込む永瀬くんの脇からサッと手を入れて飴を取っていく。
紫「じゃあね、A」
永瀬くんから飴を奪って満足そうに帰っていく。
それとは対象的に不満そうなお隣さん。
そんなに飴好きならまたあげるのに。
.
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←17.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 408人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：konko | 作成日時：2019年9月7日 18時
