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成功 ページ31

「じゃ、頼んだぜ。七鬼、小塚…お前らもな!」

そう言って歩美ちゃんたちの頭を一撫でした若武は、忍の方へ目を向けた。
任せて、と目で伝えられたのが分かった。私も、笑って返事を返す。

“絶対翼とコナン君を死なせない”

「ほな行くで…爆破するっちゅうこと頭ん中入れときや…」

服部さんの真剣な声色で、私達は気を引き締めた。
絶対会って伝える。
皆心配してるんだって。2人だけの問題じゃないんだって。私たちにも頼ってよって…無事に帰ってきてってよって言わなきゃ。



「元太、光彦、歩美ちゃんは、これを口元に当てながら色々叫べ。警察を混乱させろ。出来るだろ?」

忍がフッと笑うと、歩美ちゃんたちは胸を張った。
本当に、頼りになる…私も、しっかりしなきゃ!

「警察の混乱に乗じて、俺らはここから1番近い北客席に潜り込む。2人を見つけたらすぐ俺らの存在を知らせる…ですよね?」

服部さんの方を、漆黒の炎を宿す瞳で見る黒木君。

絶対失敗しちゃダメだ!
再度気を引き締め直すと、服部さんは私たちを見回した。

「さっきの銃声聞こえたやろ?犯人は銃を所持しとる…犯人の気ぃ高ぶらせたりすんのだけはアカンで…」

銃……これは、私にとって未知の物だ…
モデルガンなら見たことはあるけど、造りもよく知らない。触ったことなんて、もってのほか。

正直、すごく怖い。
でも、そんなの翼もコナン君も一緒だ…私は私で、出来ることをするしかない。




「せーのっ!」


《爆弾だー!》

《サッカー場には、爆弾があるんですよ!》

《警察は嘘付きだよー!》

忍の作った機会によって、子供たちの声は変わって拡声されていた。それを聞いた小塚君と忍が、叫んでいるのが聞こえる。

「警察に文句言おーぜ!」

「ば、爆弾なんて危ないもの、なんでここにあるんですか?」

周りの人たちも、ザワザワと焦り始めている。
そして、次第に警察に問い詰めに行く人だかりが出来た。

「今やっ!」

対応に困る警察の横をすり抜け、サッカー場内へ足を踏み入れる。

そのとたん、地面が激しく揺れ、鼓膜が破れそうな爆音が聞こえた。激しい熱風と共に、瓦礫が吹き飛ぶ。立ち見席は、音を立てて一部が崩れた。


“立ち見席が爆発した”

北客席の上から、ただただ呆然とその光景を見る。

翼とコナン君の無事を祈るしかない不安の中、私たちの中に焦りが浮かぶ。

立ち見席が爆発したということは、もうすぐ電光掲示板の爆発…



“時間がない”

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みずは翼(プロフ) - 吹雪姫さん» いいですね♪書かせて頂きます!! (2019年8月14日 22時) (レス) id: 9487e9fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪姫 - お願いです!KZ×コナンの夢主アリ小説書いてください! (2019年8月14日 18時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
みずは翼(プロフ) - 秋風優希さん» ほんとですか!?ありがとうございます!秋風さんも頑張ってください! (2019年1月4日 21時) (レス) id: 9487e9fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
秋風優希 - この作品続きが気になりますね!同じKZ×コナン夢小説の作者として尊敬します! (2019年1月4日 20時) (レス) id: b1cee99cd5 (このIDを非表示/違反報告)
みずは翼 - まお??さん» 返信しなくて、ほんとすいません!パスワードど忘れしてたんですけど思い出したので、これから更新始めます! (2018年10月27日 16時) (レス) id: 142ba0a5c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みずは翼 | 作者ホームページ:http://mizuha.uranai@tututu  
作成日時:2018年7月23日 22時

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