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調査! 2 ページ16

「じゃあ誰がどこを調べるか振り分けしないとね。」
黒木君が言う。
うん、とコナン君も頷く。
「元太の言ったサッカーゴールは流石に調べれないけど、他は怪しいから一応調べとこう。」

でも、それに上杉君と小塚君が反論。
「天井・・・だろ?」
「電光掲示板もなんて不可能なんじゃ・・・」
うん、私もそう思う。
だって、天井なんか上れないじゃん!
すると、元太君達の声が響く。
「コナンならできるぜ!」
「前に電光掲示板に上ってましたから。」
「コナン君、博士のスケボーがあるからいけるんだよ!」

は、博士のスケボー?
「スケボー・・・で上るのかよ?」
上杉君も小塚君も若武も黒木君も忍もビックリしている。
でも翼だけは平然としていた。
コナン君は慌てた様子で首を横に振る。
「こ、細かいことはいいじゃん。それより、早く振り分けよう。」
そ、そうだね。
「急がないと手遅れになるで。」
服部さんはコナン君の頭をなで繰り回しながら言う。なんか、仲いいなぁ。

「東客席、西客席、南客席、北客席、立ち見席、天井、電光掲示板チームに別れるのが妥当だね。」
黒木君の言葉に、私は唖然!
だって、多いっ!
でも皆はニッと笑う。
「やりがいあるぜ。」
男の子達のノリ、ついていけないなぁ・・・

「チームを決めようぜ。」
若武が素早く割り振る。
「俺と小島、上杉と円谷、小塚と江戸川、黒木と吉田、美門と灰原さん、七鬼とアーヤ、服部さんってとこか?」
ん、それでいいと思う。忍、よろしくね。頑張ろう!!
皆が納得しかけたけど、コナン君が反論の手を上げたんだ。
どうしたの!?

「僕、美門兄ちゃんと組んだ方がいいと思う。小塚お兄ちゃんは灰原と平次兄ちゃんと組んだらいいんじゃないかな。」
ど、どうして?
「それはなぜ?」
黒木君も疑うような目をコナン君に向ける。
「僕、立ち見席と電光掲示板を探す。それには美門兄ちゃんの飛び抜けた身体能力が必要だと思うんだ。」
コナン君と翼の二人で立ち見席と電光掲示板を!?

「二人で立ち見席と電光掲示板を?」
皆不審な目をしている。
すると、若武達が翼の側に行った。
そして、何か聞いてたんだ。
「美門、お前ってどういう立ち位置?」
私も気になる。
コナン君と何か親密な関係・・・だよね?

翼は黙ったまま若武、上杉君、小塚君・・・と見回していって、最後に私を見た。
翼の透明なまっすぐの光が入ってきて、ドキドキした。
やが目を伏せ、絞り出すように言ったんだ。

「いつか話すから、今はまだ・・ね。」

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みずは翼(プロフ) - 吹雪姫さん» いいですね♪書かせて頂きます!! (2019年8月14日 22時) (レス) id: 9487e9fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪姫 - お願いです!KZ×コナンの夢主アリ小説書いてください! (2019年8月14日 18時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
みずは翼(プロフ) - 秋風優希さん» ほんとですか!?ありがとうございます!秋風さんも頑張ってください! (2019年1月4日 21時) (レス) id: 9487e9fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
秋風優希 - この作品続きが気になりますね!同じKZ×コナン夢小説の作者として尊敬します! (2019年1月4日 20時) (レス) id: b1cee99cd5 (このIDを非表示/違反報告)
みずは翼 - まお??さん» 返信しなくて、ほんとすいません!パスワードど忘れしてたんですけど思い出したので、これから更新始めます! (2018年10月27日 16時) (レス) id: 142ba0a5c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みずは翼 | 作者ホームページ:http://mizuha.uranai@tututu  
作成日時:2018年7月23日 22時

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