ぶつかれ ページ43
A side.
亜「あ〜Aん家の飯超うめえ住みてえ」
玲「また来るわ」
龍「お父さんにお礼言っといて」
あれからお父さんがご飯を作ってくれてみんなで食べた。....やっぱりみんなでご飯食べると楽しくいいなあ。
「うん。じゃまた明日ね。」
3人を見送ってからリビングに戻ると珈琲淹れておいたよって優しく笑うお父さん。
「........ありがと」
父「........小森くんはなんで帰ったの？」
........きっと勘の鋭いお父さんのことだから何があったのかなんとなく気がついてる。
「.......涼太のこと聞かれたの」
隼くんの傷ついた顔。思い出すだけで胸が苦しい。
「.......それで..............」
父「突き放しちゃったんだ.......？」
涼太のことを聞かれると未だにちゃんと話せない。
父「小森くんが元気なかったらどうする？」
急にそんなことを聞いてくるお父さん。
「.......何かあったの？って言うよ.......」
父「Aには関係ないよって言われたらどう思う？」
「.......やだ」
父「うん。じゃあまずAのすることは？」
「.......隼くんに謝る.......」
父「だよね？じゃあもう大丈夫だ。」
俺の娘だからねって笑うお父さん。
父「..............ちゃんとぶつかってきな。大丈夫。みんな分かってくれる。」
「.......うん」
頷くと偉い偉いって頭を撫でてくれるお父さん。
.......隼くん許してくれるかな。
..............また笑ってくれるといいな。
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作者名：m o n a . | 作成日時：2018年6月14日 14時
