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Aは大寿の肩に頭を寄せると、先程撮った写真のチェックを始める。
大寿がチラリと覗き見れば、写真はどれも上手く写っているものばかりだった。
Aは見られているとも知らずに、どの写真を待ち受けにするか悩んでいる。
大寿「昼飯はどっかで食うか。」
「いいね。でも大寿君、朝ご飯は？」
大寿「少なめに食う。」
そう言うと大寿は立ち上がり、台所へと向かった。
大寿に寄りかかっていたAは、支えがなくなった事によりソファへと転がる。
Aはソファの端に寄せてあるクッションを手に取ると、それを枕にして寛ぎ始めた。
大寿「オイ、起きろ。」
大寿の声にハッとして、Aは目を開ける。
いつの間にか眠ってしまったようだ。
Aは焦り時計を確認するが、それほど時間は経っていないようで、ホッと息を吐く。
大寿は彼女が眠っている間に準備を整えたらしく、すぐに出発出来る様子だった。
「ごめん。寝ちゃってた…」
大寿「…行くぞ。」
Aは身体を起こすと、腰から下にタオルケットが掛けられている事に気付いた。
いくら夏とはいえミニスカートでは冷えてしまうと思い、大寿が掛けてくれたのだろう。
Aは彼の優しさに口元を緩めると、タオルケットをたたみ、先に玄関へ向かった大寿を追いかけた。
＿＿＿＿＿
ショッピングモール内を歩きながら、Aと大寿は他愛もない話をする。
と言っても、Aの話に大寿が相槌を打つのが主だが。
本屋でAの集めている書籍の新刊を購入し、大寿が用を足すというのでトイレへと向かう。
Aがトイレ前に設置されているベンチで購入した本の表紙を眺めていると、目の前に影が落ちた。
大寿が戻ってきたのだろうと顔を上げると、そこには見知らぬ男が立っていた。
男「"チェリータルトちゃん"？」
「…は？」
男「あ、僕"焼肉太郎"だよ！初めまして！」
40代半ばに見えるその男は、携帯を片手にAに話しかけてきた。
恐らくネットで知り合った相手と待ち合わせをしていて、その相手が言っている服装や待ち合わせ場所が、今の状況と一致しているのだろう。
Aは首を横に振り、人違いだと伝える。
男「そんな訳ないよ。場所も服装も合ってるし、本見て待ってるねって言ってたじゃないか。…わかった、顔が好みじゃないからって違う人のふりしてるんでしょ？」
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子持ちししゃも(プロフ) - ムーンさん» コメントありがとうございます！もうすぐ完結なので、是非最後までよろしくお願いします🙏 (5月22日 15時) (
レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
ムーン(プロフ) - きゃー🥰大寿といよいよですね、ドキドキワクワク🤣 (5月22日 8時) (レス) @page50 id: 899026d120 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(元シオン)(プロフ) - あの場面！！だいじゅが倒された場面やぁ…タカチャンがやられる前に気絶させるのは見させたくなかったとはわかる。 (5月11日 9時) (レス) @page45 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(元シオン)(プロフ) - 教会からの物音って……まさか、タカチャン達が……これは夢主がハラハラしてしまう (5月9日 17時) (レス) @page44 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - 鈴桜(元シオン)さん» いつもコメントありがとうございます🤭教会の場面は、この作品を書き始める時からイメージしてたので早く載せたいです！ (2023年4月22日 10時) (レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：子持ちししゃも | 作成日時：2022年5月7日 16時
