過去編 12 ページ24
ファミレスに着きしばらくすると、別行動だった荒師が合流してきた。
彼は席に着くなり、どんどん追加の注文をし始める。
明司「おいベンケイ、頼み過ぎだろ。食いきれんのか？」
荒師「Aは小せえからもっと食わなきゃな。」
「心配しないで下さい、将来巨乳になる予定なので。」
真一郎「だからお前は恥ずかしげもなくそういう事言うなって…」
今牛「そもそもベンケイが言ってんのって身長の話じゃねぇの？」
話しているうちに、最初に注文した料理が運ばれてくる。
Aは手を合わせてオムライスを食べ始めると、中に入っていたグリーンピースを避け始めた。
真一郎「こら、ちゃんと好き嫌いしないで食えよ。」
「はい真一郎、あーん。」
Aはほじくり出したグリーンピースをスプーンに乗せると、真一郎に向ける。
彼は差し出されたスプーンを口に含んだ直後、"しまった"という表情を浮かべた。
明司「まったく…真はAに甘ぇんだから…」
真一郎「いや、だって今のは…Aのあーんは口開けちまうだろ…」
グリーンピースを咀嚼しながら、真一郎は自分に言い聞かせるように呟く。
荒師は隣に座っているAの耳元で何かを囁くと、自分の前に置いてあるチキンステーキの皮をそっと寄せた。
Aはそれを箸で摘むと、真一郎の肩を軽く叩く。
真一郎「ん？どうした？」
「真一郎、コレもあーん。」
真一郎「…騙されねぇぞ、それベンケイのだろ。」
「お願い、真ちゃん。」
語尾にハートマークが付くような言い方をしながら、Aは首をコテンと傾ける。
真一郎は表情をだらしなく緩めると、嬉しそうに箸を口に含んだ。
「ちょろ。」
真一郎「…ハッ！くそぅ…ベンケイ！自分のは自分で食えよ！」
荒師「だって鶏皮ってブニブニしてて気持ち悪いんだもんっ。」
真一郎「そんな言い方しても可愛くねぇぞ。」
言い合いを始める二人の間に挟まれたまま、Aはもくもくとオムライスを食べ進める。
彼女の腹が満たされるにつれて、中から出てくるグリーンピースが増えていく。
Aは食べ終わると、出てきたグリーンピースを全てスプーンに乗せ、真一郎に向けた。
彼は呆れた顔をしながらも、それを口に運ばせる。
ここにいる全員がAに甘いが、やはり彼が一番彼女に甘い＿＿と今牛は考えながら、食後のコーヒーを啜った。
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マニ。(プロフ) - 子持ちししゃもさん» ✉️。はわわ！！宜しくお願い致します！あのボード返事送りました！其方の方でしゃもさんのボードの方に！返事待ってます！ (1月11日 20時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！是非行かせていただきます🤭 今後もよろしくお願いします🙇 (1月11日 20時) (レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 子持ちししゃもさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています、これからも応援してます！子持ちししゃもさん！😊💝 (1月11日 16時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ！さん» コメントありがとうございます！頑張って更新しますので、今後もよろしくお願いします🤭 (11月10日 6時) (レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ！(プロフ) - コメント失礼します！本編から番外編まで、一気見しちゃいましたw 夢主も半間もみな尊すぎて……好きです！！ (11月10日 0時) (レス) id: 81e25a727e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：子持ちししゃも | 作成日時：2022年2月23日 23時
