過去編 6 ページ18
真一郎「おう！A、コイツはウチの副総長の明司武臣だ。」
"よろしくな"と明司が屈むと、Aは眉間に皺を寄せ少し後退り、真一郎の袖を掴む。
その行為を嬉しく思った真一郎は、頬を緩めAの頭を撫でた。
真一郎「どうした？A。俺に甘えたくなったのか？」
「んな訳ないでしょ。アホなの？」
"ただ…"と言ってAは、明司を見つめ言葉を続けた。
「胡散臭い人だなと思っただけ。」
Aの言葉に、明司以外が吹き出し腹を抱える。
そんな事を言われると思ってもみなかった明司は、呆けた表情でAを見つめた。
真一郎「ふ…ヒヒッ…だ、大丈夫…胡散臭いけど…っ…良いヤツだ、から…」
笑って出た涙を拭きながら真一郎が言うと、Aは彼を見上げた。
何か言いたげな顔で見つめる彼女に、真一郎はどうしたのかと首を傾げる。
Aは彼の袖を掴む手に少しばかり力を入れると、照れたように視線を逸らした。
「…助けてくれてありがとう……"真一郎"。」
初めてきちんと呼んでくれた彼女に、真一郎は目を見開く。
そして感動の表情を浮かべると、Aに思い切り抱き着いた。
真一郎「A〜〜っ！！！ゔっ…」
「セクハラすんな。」
抱き着かれた瞬間、Aは彼の脇腹に拳を入れる。
その光景を見ていた後ろの三人は、「節操ねぇな」と呆れた顔で真一郎を見下ろしていた。
＿＿＿＿＿
七月後半になり、小学校は夏休みに入る。
Aは終業式が終わると、一年生の教室へと向かい修二に呼びかけた。
「修ちゃん、それ…」
修二の机には今回持って帰る物が積まれているのだが、その量は他の生徒よりも多く見えた。
「もう…使わない物から少しずつ持って帰らないからだよ。」
修二「だってめんどくせぇもん。あ、外に朝顔あるから。」
Aはランドセルを背負った修二の首に、紐が付いている物を次々と掛けて行く。
重いと文句を言う彼の頭を、Aは優しく撫でた。
「鍵盤ハーモニカと朝顔は私が持ってあげるから頑張って。帰ったら一緒にアイス食べよう。」
修二が頷くと、Aは鍵盤ハーモニカを持ち教室を出る。
その際同級生が半間にまたねと挨拶をするが、彼は無視をして、Aの後をついて教室から出て行った。
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マニ。(プロフ) - 子持ちししゃもさん» ✉️。はわわ！！宜しくお願い致します！あのボード返事送りました！其方の方でしゃもさんのボードの方に！返事待ってます！ (1月11日 20時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！是非行かせていただきます🤭 今後もよろしくお願いします🙇 (1月11日 20時) (レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 子持ちししゃもさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています、これからも応援してます！子持ちししゃもさん！😊💝 (1月11日 16時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ！さん» コメントありがとうございます！頑張って更新しますので、今後もよろしくお願いします🤭 (11月10日 6時) (レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ！(プロフ) - コメント失礼します！本編から番外編まで、一気見しちゃいましたw 夢主も半間もみな尊すぎて……好きです！！ (11月10日 0時) (レス) id: 81e25a727e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：子持ちししゃも | 作成日時：2022年2月23日 23時
