呪術師とヤンキー【東リべ】【呪術廻戦】

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幾日か過ぎ、三ツ谷は佐野をバイクの後ろに乗せ走らせていた。


佐野「三ツ谷〜腹減った〜。」

三ツ谷「さっきドラケンと飯食ったんじゃねぇのかよ。」

佐野「寝たら腹減るんだよ。」


どんな腹だ、と三ツ谷は笑いながら信号でブレーキをかける。

ふと通り沿いのファミレスに目を向けると、窓際の席でどでかいパフェを食べる男女が見えた。

マイキーが見たら食べたいと駄々をこねるな。

そんな事を考えながら見ていた三ツ谷は、パフェを食べている女性が見覚えのある事に気が付いた。


三ツ谷「…A？」

佐野「え、何？」


小さな声で呟いたつもりだったが、佐野には聞こえていたようだ。

佐野が三ツ谷の視線の先に目をやると、彼は目を輝かせる。


佐野「うわぁ〜パフェでかっ！あれ？あの子確かタケミっちの学校のやつじゃん。」

三ツ谷「え、マイキー知ってんのか？」

佐野「この前タケミっちの学校行った時に見た。同じクラスって言ってたな。」


そういえば年聞いてなかったな、と思いながら、三ツ谷はAの向かいに座る男を見た。

サングラスをかけているが、端正な顔立ちなのがわかる。


三ツ谷(彼氏か？バイクに乗せてくれた奴って、もしかしてあいつ…？)


佐野「何？三ツ谷の知り合い？」

三ツ谷「ん？あぁ…妹の事でちょっとな…」

佐野「ふーん…ねぇ三ツ谷、パフェ」

三ツ谷「寄らねぇぞ。」


佐野の言葉を遮ると、三ツ谷はバイクを走らせた。

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