44 ページ45
武道(ってか何で三ツ谷君と七種さんがここにいるんだ?)
松野「タケミっち。」
武道が振り返ると松野がいた。
武道「千冬!?無事だったのかよ!?」
松野「あぁ、稀咲と半間に裏切られて縛られてたところを、三ツ谷君とこの人が助けてくれてんだ。」
武道「でも…何で三ツ谷君たちがここに?」
松野「俺が呼んだ。」
武道「…へ?」
松野は、自分たちの目的は東卍から黒龍を剥がす事であって、和平は自分たちには関係ないと言った。
和平は三ツ谷が決めた事だから、本人が破るなら皆も納得する、と。
柴「タカちゃん!」
柴の声に武道たちが顔を向けると、三ツ谷は膝を付いていた。
大寿「どうした三ツ谷ぁ?俺はまだ70%の力しか出してねぇぞ?」
三ツ谷「あ?何余裕ぶっこいてんだよ。ブーツのベルトが外れただけだ。」
大寿は三ツ谷の煽りに腹を立て、繰り出すスピードを上げた。
柴「どうしたんだよタカちゃん!アンタもっと利口だろ!?そんな無茶な喧嘩しねぇじゃん!体格も年も上だし、勝てる要素ねぇじゃん!」
松野「お前ちっと黙れよ八戒。」
柴「あ!?」
三ツ谷は柴が見てるから、柴の為に、色々わかった上で身体を張ってる。
三ツ谷は絶対負けない。
そう言って三ツ谷を見守る松野と武道を見て、彼らの中には強い信頼があるんだな、とAはこっそり笑った。
大寿「しぶてぇヤローだな!疲れちまったからよぉ、そろそろ終わらすわ……なぁ?乾。」
大寿がニヤリと笑うのと同時に、三ツ谷の後ろに乾が鉄パイプを持っているのが見えた。
柴「タカちゃん!!」
三ツ谷「…!」
乾「撲殺。」
ガッという音が響き、三ツ谷が殴られた。
皆がそう思った。
乾「…!!」
「手を出すつもりはありませんでしたけど、こればっかりは見逃せませんね。」
三ツ谷「…A?」
柚葉の側にいたはずのAが三ツ谷と乾の間に入り、その手には乾の振り降ろした鉄パイプが握られていた。
武道「え!?七種さんいつの間に…」
乾「テメェ……っ!」
乾は鉄パイプをもう一度…と思い振り上げようとするが、パイプはピクリとも動かなかった。
「大切な友人を傷付けられるのは、あまり良い気はしないので。」
大寿「だったら何だ!?お前も俺とやり合うか!?」
「それはちょっと…」
Aは困ったように笑うと、乾から鉄パイプを取り上げた。
1301人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
子持ちししゃも(プロフ) - 七竈さん» コメントありがとうございます!ひぃひぃ言いながら読んで頂いてありがとうございます😂早くアニメ2期やるといいですよね!わたしも楽しみです🥳アニメ放送されたら是非また読みに来て下さい! (2021年12月15日 14時) (レス) id: 22a32664aa (このIDを非表示/違反報告)
七竈(プロフ) - とっても面白かったです!アニメしか見ていないので32以降はまだ見ませんが、アニメで続きが放送されたら必ず、この作品を見に来ます!私好みのストーリーの進み方で常々、ひぃひぃ(感激&最高)言いながら読んでました。素敵な作品をありがとうございます!! (2021年12月15日 14時) (レス) id: 7180261b9c (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - 杜綦さん» コメントありがとうございます!今後も是非お楽しみ下さい! (2021年12月13日 0時) (レス) id: 22a32664aa (このIDを非表示/違反報告)
杜綦(プロフ) - 続編楽しみです! (2021年12月12日 23時) (レス) @page40 id: d8bb1d3459 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - 華さん» ありがとうございます!早くパス解除出来るように頑張ります! (2021年12月11日 23時) (レス) id: 22a32664aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:子持ちししゃも | 作成日時:2021年10月23日 15時