呪術師とヤンキー【東リべ】【呪術廻戦】

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まだ暑い日が続く9月のある日、Aが下校しようと下駄箱へ行くと、佐野が入口の扉に寄り掛かっていた。


佐野「お、来た来た。」

「こんにちは。花垣武道君ならまだ教室ですよ。」

佐野「いや、今日はお前に用がある。」


Aは「は？」と思わず口にしそうだったが、すんでのところで止める。


佐野「話せる？ちょっと付き合ってよ。」


断る事は無理だろうと考えたAは、大人しく彼に付いて行く事にした。


着いた先は、何故かパンケーキ専門店だった。


「何故こちらに？」

佐野「いいからいいから。はいメニュー、どれにする？」


Aは佐野が一体何を考えているのか想像出来ず、とりあえずメニュー内で一番人気と書かれている物を頼んだ。

実は密かに来たかった店だったので、内心わくわくしていた。


店員が下がると、佐野は口を開く。


佐野「実はアンタの事さ、調べたんだよね。」

「そうですか。」

佐野「でも出てきたのは、中学に入ってからのちょっとした情報だけだった。」


お前何者？と、佐野はAを真っ直ぐと見て言った。


それが目的か。

そう思ったAは、ただニコニコと佐野と目を合わせた。



？「Aちゃんここにおったん？探したで〜。」


突然話しかけられ、佐野とAは声がした方を振り返る。

そこには金髪の、和服を着た青年が立っていた。

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