We'll be alright!! (ページ31)

今日:6 hit、昨日:10 hit、合計:281,964 hit

Jisoo ページ31

当然ながら団結力ゲームは失敗に終わった。Aヒョンだけは勝ち誇ったようにご機嫌で笑っている。
「随分と嬉しそうですね」
「心外だなぁジョシュアホーン。なぁに、次のゲームで挽回するさ」
「ヒョン～～いふぁい～～」
ミンギュとスンチョルが拗ねた目で見ているのなんて彼は我関せずだ。ニコニコと笑いながらスニョンの頬をムギュムギュと摘んで遊んでいる。スニョンちょっと涙目だ、可哀想に。

続いて行われるのは瞬発力ゲーム。メンバーがキーワードを体で表現し、中国人メンバーのジュンとミョンホが答える。所謂ジェスチャーゲームだ。
しかしこれが意外と難しいもので、結果はタイムオーバーで失敗に終わってしまった。
皆が落胆する中、Aヒョンだけが何かブツブツと呟いている。
「ジ、ジジョドの破壊力……ッ！」
「可愛いの暴力で膝やられてるよこのヒョン」
膝に手を置いて前屈みになるAヒョンをジフンが虫ケラでも見るような目で見ている。因みにきっと僕も同じ目をしているだろう。
「ちょっと待ってください！」
突然スングァンが声を上げた。
「中国メンバーがジェスチャーして僕達が問題を当てるのを一回やったらダメですか？」
「もう一度チャンスを下さい！」
スングァンのアイディアにソクミンもすぐに加勢する。
「ディエイさんがチェジュ島を言うの見ましたよね？」
「そうですよ！ディエイさんがどれだけ必死に答えようとしたか！ジジョド！ジジョド！」
Aヒョンが真似するとミョンホが頬を赤く染めて恥ずかしがるから、その可愛さに何らかのメーターが振り切ったらしいAヒョンが僕にタックルをかましてきた。完全にとばっちりだ。
PDの了解が出てゲームが再開されることになった。
「僕は負傷したので代わりにAヒョンが答えます」
「知らぬ間に一体何が？！」
「腕を一本……クッ…」
「大袈裟だな。もっと鍛えろ、ジョシュアホーン」
「なんかその言い方鼻につくんでやめてくれます？」
チャンがポカンとしてしまったので早速ゲームを始めることにした。

「これ！しゅうーん！」
「なんだそれ！ディエイが可愛い！」
「違う！」
「あ、可愛いディエイ！」
「早くヒョン時間んんんんんん」
「Aヒョン真面目にやって！スングァニが泡吹いちゃうよ！」
「くそぉ、ディエイの可愛さが仇になるとは…！」
「ヒョォオオオオオン！！！」
MCによる必死の軌道修正の甲斐あってなんとかゲームは成功したが、ヒョンはジフンの拳骨を喰らっていた。