We'll be alright!! (ページ28)

今日:3 hit、昨日:25 hit、合計:281,903 hit

Jun ページ28

次のゲームは挑戦精神ゲーム。と言われてもなんのことかさっぱりわからない。
「週刊アイドルのマウストゥマウスゲームは覚えてますね？」
スングァンの言葉に皆頷く。
「今回は番組でのパフォチの記録16枚を更新できれば成功です！」
「わかりました！」
大きく返事をしたスニョンに合わせるように俺たちがウォーミングアップを始めると、突然PDから待ったがかかった。
『Aさんを入れてください』
「はっ？！」
Aヒョンが目を見開いてPDを見る。
『ヒップホップチームは番組で最下位でしたし、Aさんはやってないので…』
「なんの関係もないでしょそれ！！」
確かに番組でヒポチは最下位だった。Aヒョンが人数合わせの為に(という名目で嫌いなこのゲームを長男の権力を使って回避した)外れたのも事実。けどそれとこれとはなんの関係もないように思えるけど…？
「あー、大人の悪知恵が…」
スニョンが腕を組んで言うと制作陣が苦笑いした。
「ヒョンこれ嫌いだからか」
「簡単には取らせませんよってことですか？！」
ソクミンとスングァンが言うとPDがクスクスと笑った。
「ひっでぇ。そんなのウジだって一緒じゃないですか」
Aヒョンがジロリとジフンを見る。ジフンはとばっちりを受けたくないのか、そっぽを向いてヒョンと目を合わせようとしない。
「ヒョン入れたらほんとに遅いからやめようよ、ね？」
余程食べ物が欲しいのか、ハンソルがスニョンに向かって前のめりで訴えかけた。
「なんでヒョンそんなにできないの？」
ウォヌが聞くとAヒョンは激しく顔を顰めた。
「昔ふざけてマウストゥマウスしてきたミンギュの歯が当たって唇が切れちゃって、それがトラウマだからでしょ？」
「はぃい！？」
ジョンハニヒョンの発言にメンバーの殆どが声を上げた。ミンギュが後ろ頭を掻きながら笑う。Aヒョンは顔を両手で覆ってしゃがみ込んでしまった。鬼の形相でスングァンが「説明！」とミンギュに詰め寄った。
「いや～、若気の至だね」
「どういうことミンギュヒョン！俺知らない！」
「ボノニは基本的にスングァニとイチャついてるから何も知らないだろ」
スンチョリヒョンに言われて「イチャついてない！」と2人が同時に叫んだ。
「ジュニヒョン知ってたの？」
チャンに聞かれて頷く。
「知ってたも何も手当てしたの俺だから」
「げっ。じゃあ現場も見た？」
「見たよ～。激しかったな～」
ニヤリと笑うとチャンは舌を出して今にも吐きそうな顔をした。