四十四天才 ページ46
柊「宇佐美、お前に足りなかった物は想像力だ。
もし自分の家の窓を割られたら、自分の服を切り裂かれたらどんな思いをするのか。嘘の投稿で謂われのない中傷を受けたらどれほど傷つくのか。
お前にはその痛みを想像できなかったんだ。」
宇佐美「うるさいうるさいうるさい！！！」
柊「よく聞け」
宇佐美は耳を塞ぎ、蹲る。
そんな宇佐美の顔をせんせいは持ち上げた。
柊「景山はお前を恨んじゃいなかった。
「私がいけないの」って「何も言わずに香帆を拒んでちゃんと伝えていれば良かった」って「友達が欲しかった」って。
「私は香帆と本当の意味での友達になりたかった」ってそう言ってた。」
宇佐美の目からどんどん涙が溢れ出す。
宇佐美がその涙を拭ってほしい少女は、もうこの世にはいない。
柊「いいか宇佐美、お前はそんな彼女の気持ちを踏みにじったんだ。」
宇佐美は泣き崩れた。
せんせいが離れようが、構わず泣き続けた。
柊「それが【痛み】だ。
その痛みを、一生忘れんなよ！」
せんせいの言葉は、きっと宇佐美に届いている。
そして、青色のハンカチが宇佐美の前に差し出され、宇佐美もそれに気づいた。そしてその側にはさくらが座っていた。
茅野「澪奈がこれをくれた時、言ってたよ。
私の大切な友達が好きなキャラクターなんだって。
…澪奈はずっと友達だと思ってたんだよ」
さくらの言葉に、宇佐美はもっと泣き出した。
……てんとう虫のアップリケがついた青色のハンカチを握りしめて。
「香帆の事は好き。今でも大好き。
…けど、香帆は私自身を見てくれていなかった。その後さくらと仲良くなって、無意識のうちに香帆を避けるようになった。
香帆を傷つけたのは私。だから香帆を責める資格なんて私にはないの。
……ううん、私は香帆を責めたりなんか絶対しない。だって、香帆は私の大切な友達だから。」
『よかったね、かげやま。とどいたよ。』
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未来(プロフ) - 2カ条っていうのが気になりました。2カ条というところはあるかもしれませんが基本ニ教の表、裏と言います！面白いので頑張って投稿して下さい！！ (2019年2月22日 16時) (
レス) id: 992a2d29b1 (このIDを非表示/違反報告)
黒玄@学生(プロフ) - 無音さん» 女の人が優しいことを祈りましょう…！これからも応援してます！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: ae6add9199 (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - 黒玄@学生さん» ありがとうございます！訂正行ってきます！！真壁くんの女に怒られてしまいますね！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: 48c7dd2dbf (このIDを非表示/違反報告)
黒玄@学生(プロフ) - 無音さん» 私が気づいた限りだと、9、12、17話です (2019年1月25日 7時) (レス) id: ae6add9199 (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - 黒玄@学生さん» 本当ですか!?推しの名前を間違えるなんてファン失格…何話に真鍋くんがいるのか教えていただけると幸いです！！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: 48c7dd2dbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無音
| 作成日時：2019年1月14日 3時
