変わらない_s.O ページ30
■
「A先生、初出動お疲れ様です」
『先生もお疲れ様です』
通常勤務プラスで救命のノウハウを1から学んできたと言うA先生。
相変わらず仕事に追われるのが好きなのは変わってないんですね。
「その後……色々どうです？」
『記事に何回か載せられて、教授もお喋りで……あっちでは私目当ての患者さんがめちゃくちゃ増えてしまって、、、』
それで、日本にもその記事がニュースで取り上げられたりすると、SNS上で、この人はあの犯人の娘だ
とか何だ騒いでいる人はいた。
ただ、それをおしのける程の彼女の人気っぷり
世界を味方につけた彼女に怖いものなどない。
『なんか全然、大丈夫になりました。むしろ、私弱かったなって。』
メンタル、技術、体力
全部数年前の私とは違いますよ、なんていってる。
『世界を見てみるのって大事ですよね。自分がどれだけ小さな世界で生きてきたか思い知らされました。』
「A先生、ガンガン働いてもらいますからね」
『期待しといてください、ガンガン働きますから』
前よりも、仕事が好きそうだ。
「でもまた救命との兼務ですよね、忙しくないですか？」
『忙しい、上等！！』
「とかいって、倒れるのは辞めてくださいよ」
『その時は、音羽先生お願いします』
「嫌ですよ」
いい意味では、変わってない。
「Aちゃん髪短うのも似合うねぇ、やっぱり美人は何しても似合う」
『ありがとうございます、短いと手入れが楽なんですよね。』
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作者名：Lerian | 作成日時：2021年9月23日 20時
