立派な先輩_s.T ページ23
■
「ほらぁ、こうやってつつくと大泣きする」
「俺らなんのためにこの職についたと思ってんのよ。お前を助けるためだっての」
「カッコつけんな。単純に夢がなかったからだろ、お前に関しては」
「平松あんとき1番頭良かったのに俺高卒でフリーターするわとかバカなこと言ってたから。夢くれたAに感謝しなきゃやん」
「そりゃどうも、おかげでクッソ忙しいけどな」
「俺のがキツイ」
「言っても言われてもボロボロになるどうでもいい戦いやめな。」
……え。
高そうなスーツを来てるのから余計に
あの人に騙されて気づいたら1000万借金してたみが
増したペテン師
高いヒールを履いて大人っぽいから余計に
この人に弄ばれてるとも知らず気づけば心を大怪我
そんな感じが増した魔女
不機嫌そうなのが前より分からないから余計に
知らぬうちにイラつかせて半月入院ってことになりそうな手の施しようがない度が増した魔物
「極悪四天王！？揃っちゃったなんでぇ！？」
『それ本人の前で言ったら怒るで、五十嵐が』
「毎日毎日、ゆく先々で怪物、魔物、魔女、ペテン師とかウザすぎだろメカイチ」
「あ″っいでででで！！！」
「五十嵐〜、今更武力行使は古いわ、やるなら社会的なのがいい」
「ちょっとあんたら、それ現役ゴリゴリ刑事の前で言う？」
「え……警察官？中村先輩が？」
「俺官僚、中村警察、五十嵐法医学者、蓮見医者」
「えっ！？絶対嘘でしょ」
「嘘言ってたまるか、毎日毎日政治家のご機嫌取りだよ」
「特捜ができたら、くっそじじい臭にまみれなきゃなんないし、」
「俺は毎日死体を解剖」
「五十嵐先輩だけレベチ…………なんか想像しただけで怖い」
俺が騒いでいると、喜多見チーフが、
あのー…と声を掛けてきた
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作者名：Lerian | 作成日時：2021年9月23日 20時
