佐久間の色の明日【8】 (ページ26)

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阿部side

翔「阿部、目黒。あっちに駄菓子コーナーあったぞ」

蓮「マジで？行こ行こ」

佐「待ってみんな！こんなところにボードゲームめっちゃあんじゃん！」

照「佐久間、人狼あるって」

佐「やめてくれ！俺はっ！俺は市民だ！」

ラ「だからすぐに殺されるんだよｗｗ」

皆、すごいはしゃいでる。

流石に、普通に営業してるところだと騒ぎになっても大変だからって言って、

営業日外の日にお邪魔させてもらって、ほぼ貸し切り状態。

だから、皆すごいはしゃいでるんだよ。

これでもほとんどがもういい大人なんだけどね。

本当に、子供みたい。

佐「阿部ちゃん、こっちとこっちどっちで遊びたい？」

佐久間の手には、人狼ゲームと人生ゲーム。

ラ「えー！人狼だったら佐久間君がすぐに殺されちゃうし、

人生ゲームだったら、絶対に誰か子供できすぎて車に乗れなくなるか、借金まみれになるよ！

俺、これしたい！」

そういって、ラウールの手には．．．ニムト？？

佐「これなんだよ」

ラ「知らないの？じゃあこれいいじゃん！

新しいゲームの方が絶対におもしろいって！」

「だってよ、佐久間。

どうするの？」

佐「んー．．．しょうがないなー！

ふっかこれもかごに入れて！」

そういって、佐久間とラウールが走ってふっかのもとに行く。

なんだろ？

家族みたい。

こんな感じなんだろうな。

家族で、買い物行く時って。

それで、迷子が出たりして、大変だって大騒ぎして．．．

翔「康二は？まさか、迷子とか？」

いや、ここにいたわ。

典型的な迷子の子供が。

照「たく、康二は．．．。

俺さがしてくる」

ラ「頑張って！お父さん！」

本当に、家族みたいだ。