あの夏の日 (ページ48)

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雅said ページ48

意見が一致して松潤が抱えて医務室まで走る。

翔くんは先に行って医務室の先生に状況を伝えに言ってくれた。

医務室の先生はニノを抱いて息を切らしている松潤を見てすぐにベッドへ寝かすよう言った。

今までダンスの練習をしていたこと、昨日入院していたこと、肺炎になっていることを翔ちゃんが伝えてくれたこともあってすぐに状態を確認してくれる。

先「二宮さーん、二宮さん。」

先生が呼びかけるけどやっぱりニノからの反応はない。

あたりまえだけどこんな状態のニノを見たことなくて手が震える。

酸素の値が低いらしく酸素マスクをつけられる。

体が苦しくて、耐えられなくなる前に意識を飛ばしたらしい。

早い呼吸に合わせてマスクが曇る。

先「熱も高い上に今まで踊っていて嘔吐したことを考えると脱水も起こしていると思います。ここでは水分補給くらいしかできませんけど点滴打ちましょう。」

先生が点滴の針を打つけどニノはピクリとも動かない。

俺とリーダーはニノの側に残って翔ちゃんと松潤はマネージャーやスタッフに報告に行った。