あの夏の日 (ページ31)

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雅said ページ31

「よし、いいねこれで。」

いったん椅子に座っているリーダーにニノを預ける。

和「ごほっごほげほっごほごほごほ。」

急に咳が出てリーダーが胸をさすっている。

智「ん？なんか…ぜーぜーいっている。」

リーダーは胸辺りに耳を近づけて確認してる。

「…ほんとだ。早く病院連れて行かないと。」

ニノはなんとか寝てるみたいだからお姫様抱っこで車まで運ぶことにした。

リーダーがニノと俺の荷物を持ちながらマネージャーに電話してる。

智「うん。今からおりるね。それでニノを病院に連れていきたいんだけど病院までお願いしてもいい？…うん。予約…。」

智「送ってくれるって。」

リーダーは予約の話もしてくれたみたい。

具合悪いのに人前で待たされたら嫌だもんね。

チーン。エレベーターから降りて早歩きをして車まで急ぐ。

マ「お疲れさまです。いつもの病院予約できました。もう外来はやってないので救急外来から入ってくださいって。」

仕事の早いマネージャーで助かる。

リーダーが助手席に乗って俺はニノを抱えたまま乗った。

体勢的に座らせるのが難しくてそのまま膝枕にした。

元気なニノだったら絶対嫌がるだろうな。