あの夏の日 (ページ15)

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和said ページ15

始めは昼に食べたものが戻ってきた感じはしたけどそれからは食べてないから吐くものがないみたい。

何も食べずに薬を飲んだのは悪かったけどその薬ももう出たでしょっていうくらい吐いたからもう許して…。

「うぇっ…ケホッケホケホ…えっ…はぁー…。」

そんなことを願ってもなんの意味もなくて胃は収縮を繰り返す。

水でも飲んでもう一回吐いたら楽になるかな。

動かない体に鞭打って立ち上がる。

常温のペットボトルを持ってトイレに戻る。

口の中に水を含んでも気持ち悪くて飲み込めない。

3口くらい無理やり飲んだらそのまま全部出てきた。

胃液だけじゃないものを吐けて少しすっきりした。

「寝ないと…。」

ゆっくり部屋まで来て布団にもぐった。

そういえば薬も出ちゃったなーと思いながらまた薬を飲むのも吐きそうで怖いし何しろもう動けない。

携帯の時計は4時近くを指している。