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世「いい加減落ち着きなさい。やっぱりアリアもまだまだ子どもだね？」
颯「…すみません。」
世「ま、いつもあんなだしこれくらいしてくれた方が俺的には安心はするんだけどね。」
ポンと肩を叩く。テクウさんはどんな事があっても仲間を否定せず、こうして受け止めてくれる。
大「アンジュは離さないでね。こっからは俺らの出番だから。」
澤「まぁみててね。」
そう言ってAstro9のアダルト組のテクウさんとイタルくんとハジメくんが前に出ていつの間にか全員揃っているMAD JESTERSと向き合う。
今までに感じた事ないくらい、重い空気が流れていて思わず息を飲む。
世「ど〜もMAD JESTERSさん。随分と色々やってくれたねぇ？」
澤「僕らのお姫様攫っちゃうなんて良くやるよね？」
大「どーなるか分かってるんだろうなぁ？」
3人はニコニコ笑ってはいるけど怒りを隠しきれていなくて笑顔が引き攣っている。
亜「理由なんてお前らに話す必要なんかないだろ。それに早くアンジュを返せ。」
怪盗団側は怒りを露わにした表情で、これが決して遊びではないことが分かる。でもだからといってAを攫う理由は何だ…？
世「ふ〜ん、そんなこと言っちゃうんだ。」
ふと3人を見て思う。3人とも手を後ろに組んでて能力を出してることが分かる。でも周りは何も変わってない…
？地震…？
涼「な、何だ？」
世「ん〜、まぁこれに気づかなかった時点で俺らの勝ちかな。じゃあね、怪盗団さん。」
テクウさんが手を振った瞬間、目の前にテクウさんの力で作った大木が現れて、僕らと向こうと完全に遮断した。
それですぐに気づいた。テクウさんが大木を生やしている間、イタルくんはバレない様に幻覚を、ハジメくんは2人の力の精度を上げるために体力をずっと回復し続けていたんだ。
澤「久しぶりにやりましたね。」
世「ね、じゃあ戻ろっか。」
慧「……ﾎﾟｶｰﾝ」
アダルト組はいつもの雰囲気とは変わらず窓からまた飛び始めて僕らも取り敢えず着いていく。後ろを見て屋敷が木に包まれている姿を見ながら年少組は完全に言葉を失っていた。
無理もない。あれが普通なら、僕らに出会う前に3人はどういう様な道を歩んできたのか、俄然気になる。
そういえば3人の頃の話は全く聞いた事がない。教えてもくれないから。
前を呑気にのんびり飛ぶ3人は一体何を経験して来たんだろう？
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みお(プロフ) - めちゃめちゃ面白くて一気読みしてしまいました！更新楽しみに待ってます！ (2023年7月11日 22時) (
レス) @page24 id: aa75cfde69 (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - バリカンさん» めちゃくちゃ嬉しいです！こちらこそありがとうございます！！亀より遅い更新で申し訳ないのですがこれからも見て頂けると嬉しいです！ (2021年7月22日 20時) (レス) id: c818120593 (このIDを非表示/違反報告)
バリカン - 初コメ失礼します！JrEXILE大好きなので、この小説を見つけれてとても嬉しいです!ありがとうございます!!更新頑張ってください! (2021年7月20日 16時) (レス) id: 17e12fecdb (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - 花恋さん» わーー！そう言って頂けてめちゃくちゃ嬉しいです！！最後に書いたように癖詰め込んだので引かれないか心配だったので安心しました笑 (2021年7月12日 17時) (レス) id: c818120593 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - 最新話のディルさんどストライクです。ごちそうさまです。ありがとうございます！ (2021年7月12日 16時) (レス) id: e938aee02d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココア | 作成日時：2021年7月1日 23時
