人気アイドルの善逸くんに認知されたい。ねくすと【鬼滅の刃】

〜ねこ〜 ページ14

無一郎side

善逸達と別れてから僕は渋谷のキャットストリートに来た。

キャットストリートにはおしゃれなお店が沢山あるからね

歩いていると、とても綺麗な外観の店を見つけた

パリの街にありそうな、綺麗な家の外観のお店。

雑貨屋さん…なのかな 入ってみよう

店員「いらっしゃいませ。」

20代くらいの爽やかな男の店員さんが挨拶をしてくれた。僕もぺこりとお辞儀した。

そこには時計だったり、アクセサリーだったり、文房具だったり…色んな物が売っていた。

あ、そうだ。

せっかく好きな人に渡すんだから

僕とお揃いにして買ったらいいんじゃない？

一緒のもの持ってるって…

なんか嬉しいし。

性別が違う僕達でも使えるものがいいな…

無「すみません。あの…お揃いに出来る雑貨とかって何かありますか？」

店員「お揃い…ですか。彼女さんとですか？ﾆｯｺﾘ」

無「えっと、まあ(未来の)彼女…ですね」

店員「そうなんですね…！ではこちらのハンカチはいかがでしょうか？」

猫が刺繍されたハンカチ。パステルなピンクと水色で2つをくっつけると猫が向かい合う。

すごく可愛い…

それに僕は見逃さなかった。あの子の部屋に猫のぬいぐるみがあった。猫好きなはず。

無「すごく可愛いですね…！じゃあこれにします」

店員「かしこまりました。プレゼント用にラッピングが出来ますがどうですか？」

無「はい。お願いします」

*.゜｡:+*.゜｡:+*.゜｡:+*.゜

店員「お待たせしました。…お誕生日か何かですか？」

無「あ…はい。明日が誕生日なんです。」

店員「そうですか…！それでは素敵な1日を過ごして下さいね。ありがとうございました！」

無「ありがとうございます…！」

ﾊﾟﾀﾝ

はぁ。素敵な1日、過ごせたら良かったのに

てか付き合ってもないし。デートなんて無理に決まってるし。


でも…

プレゼント…喜んでくれるかな

使って欲しいな。

いつかこのハンカチの猫を


向かい合わせられる日が来ますように。

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