ユノと私 13 (ページ6)

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H「何かしたって訳じゃないけど……私達の現場って遊びじゃないのよ。」

Y「そんなこと Aだってわかってる。」

H「みんな神経使ってるの。そこに婚約者面して素人がズカズカ入ってこられると緊張感がなくなるのよ！言ってる意味わかるでしょ？」

Y「言ってる意味はわかる。だからってそんな言い方しなくても。ヒソンは俺の家族やチャンミンの家族がライブ前に控え室にきてもそんな風に思ってるの？」

H「それは…家族だから思わない。」

Y「Aだって家族なんだ。」

H「まだ違うじゃない！その辺りはちゃんとわきまえてほしい。」

Y「今日のことは俺が悪いから…ごめん。今度から気をつける。Aを悪く思わないでほしい。」

H「べべ別に悪く言ってないし……わかってくれればいいのよ。……私最近ちょっとイライラしてて……ユノにあたちゃって……ごめんなさい。」

Y「大丈夫だから。ヒソンに嫌な思いをさせて悪かったね。Aも悪く思ってないと思うから。」

H「……うん…じゃあ明日。」

ドアが閉まる音がしてユンホさんがリビングにいく足音が遠くなった。

そっとトイレから出るとリビングからユンホさんの大きなため息が聞こえた。

私はその場にいることができなかったのでそっとでていった。

タクシーに乗っている時にユンホさんから電話がきたが今タクシーだから帰ってから電話するといって切った。

自分のマンションに帰ったがユンホさんに電話しにくい。

気が思い……
あの会話を聞かない方が良かったな………

ユンホさんが間に挟まって……
私への苦情が結局はユンホさんにいってしまう。

私もいけなかったんだろう。

業界のことを勉強しないといけないって事務所の人からも会長からも言われた。

きっとこういうこともそうなんだ。

そんなことを考えていたら
電話がきた。