198 CM ページ48
「えっ！ …………お義父さん……それはできないです。」
A父「何故だ？」
「今 離れると意思の疎通が図れなくなるし……誤解を訂正できないし……それに……」
A父さ 「お互いに反省するため しばらく離れた方がいいだろう。」
「………離れたくないです。」
A父「君がしたことやAが黙って出産したこととか……君達だけでやったことだ。でも 結婚って家と家の繋がりだ。それを軽んじて親に言えないことをしたことの責任や反省は必要だ。」
「……………………」
A父「2人でいたら その辺りがいい加減になる。ちゃんと償うことは必要だ。今が幸せなら それでいいって言うのは 次の段階だ。」
「はい……。」
A父「君は有名人なんだ。世間やファンへの影響力を考えなさい。」
「はい……。」
A父「Aとウォルを連れてきなさい。私は君のご両親と話があるから。」
「………………………」
CM父「チャンミン！ 連れてきなさい。」
お義父さんは有無を言わせない感じだ。
俺は渋々 席を立った。
マンションに帰って
「A？ これから しばらく実家に行くことになるから……準備して……」
A「なんで？…………行かないとダメ？」
「うん。…………新婚旅行のことがバレてしまって…………騒ぎになってる。」
A「えっ？…………」
「昨日 呼びだされたのは その件。朝に両親に話したんだ。で Aの家に行って謝ってきたけど……お義父さんは……俺達の責任だって。」
A「俺達？……」
「そう。Aも知ってて そうしたからって。」
A「…………そうだね……」
Aは悲しげな顔になった。
「ごめん……俺が勝手に決めて Aに言っただけなのに…………」
A「……………………」
「俺達がお互いに反省しないといけないって……一緒にいたら Aは許すかもわからないが 親や世間には通らないからって……」
A「……………………」
俺はAを抱きしめることもできず
ソファーに座っていたが
「ウォルはどこ？」
A「ベッドで寝てる。」
「ウォルのところにいるから 準備できたら教えて。」
このまま ウォルと離れて いいのか？
ウォルは俺を忘れるんじゃないのか？
ウォルにポッポしたり 触ったり……
「ウォラ？ お父さんと離れたくないって……おじいちゃんに言えるだろう？…………お父さんはウォルとお母さんとずっと一緒にいたいんだ……」
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年8月12日 0時
