186 CM ページ36
俺とAはウォルの突発性発疹を一緒に乗り越えてから なんとなく距離が縮まったようだ。
一緒に乗り越えてって
そんな大袈裟なもんじゃないかもしれないけど……
あの時のAは不安な気持ちがもれちゃって
いつもは強がってるんだってわかったんだ。
それは俺のせいでもあるから。
それで 俺を頼ろうとしなかったことに
胸が痛む。
トルチャンチやAの復職については
よく話し合った。
復職にあたってウォルの保育園は
Aの会社が職員のために作ったプレスクールがあったから そこに決めた。
Aは外資系の会社で働いていた。
Aの弟もそうだが
なんでも A達姉弟は小さな時から合気道を習っていたから
武道で海外に行くこともあるだろうと
プレスクールからインターナショナルスクールに通っていたらしい。
それで英語が話せるみたいだ。
俺も中学の時に厳しい英語塾に通って苦労した。
勉強はしたが結局は話せない。
ヒアリングはできるが話せない。
英語に関しては 俺は身にしみてるから
ウォルのプレスクールには賛成した。
トルチャンチは両家の親に相談しながら進めた。
それに伴い Aと俺で出かけことも多くあって
昼間の行動だから 人目につきやすく
何度か撮られた。
少し前の水族館でも人は少なかったとはいえ
俺とヒョン 東方神起がいたら
目立ってしまって
多分撮られたと思う。
俺とAは結婚してるから
さほど気にもしなかったが…………
Aを撮られたことが火種になると思わなかった。
トルチャンチはソウルのホテルで開き
ウォルはピンクの韓服をきて可愛かった。
結婚式以来会わない親戚もたくさんきていて
ウォルを見るたびに
俺にそっくりと口々に言われた。
選び取りでは
恒例の物にプラスしてマイクも置いてみた。
ウォルが取ったものは……
さすがシム家の子孫だ。
両手にトルパンジをつけたウォルと共に
招待客をお見送りして
無事に終わった。
両家の家族で和んだ後に解散して
俺達家族は俺の実家に泊まることにした。
実家でホッとしていたら
マネヒョンから電話がかかり
至急 事務所に来いって。
何か起こったんだ。
多分 俺のこと。
最近の俺は品行方正だし
Aとも 仲良くやっているから
思い当たる節がない。
急いで事務所に行き
知らされたことに
俺は愕然とした。
ユノヒョンもいて
俺を殴りそうな勢いだった。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年8月12日 0時
