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シンのマンションに帰ってきて
「ねえ…私 しばらく ここにいてもいいかな？」
シン「……いいけど……」
「ほら……彼はしばらくいないし……私だって たまには息抜きみたいな……ウォルにも自然を見せたいし…………。ダメかな？ もちろん お世話になるから家のことや……食事はするから。っね？」
シン「そっか……育児も大変だって言うし……いいよ。」
「でっ……お母さん達には言わないで？」
シン「？ ？ なんで？」
「……だって……夫の留守に出かけてるなんて知ったら…………怒られちゃうから……そうしたら いやになっちゃっうから…。」
シン「わかったよ。……僕はヌナの味方だからさ。」
「ありがとう……」
私は安心した。
姉弟っていいな。
ウォルには姉弟ができないけど……
その分 私がウォルの味方になるから……
ウォル……
ごめんね。
もう……お父さんはいないから……
お母さんと2人だからね？
私もウォルも済州島の生活に慣れてきた。
ここにずっと住みたいなぁ……
私の会社って 済州島に支店とかないかな？
調べてみよう。
あった……。
産休が開けたら ここで働けるように
移動届けを出しておいた方がいいかな？
そんなことも考えられるくらい
余裕もできてた。
島の人達とも仲良くなって……
市場では お料理を教えてもらったり
ウォルを可愛がってくれたり……
たまにシンと買い物に行くと
夫婦に間違われちゃって……
おかしかった……
楽しかった……
あの人が来るまでは…………。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年7月11日 2時
